簡単にいうと…
ファイルマネージャとは
ファイルシステムを操作できるユーザーインタフェースを提供する
プログラムです。
Windows OSなら「エクスプローラ」、MacOSなら「Finder」として標準搭載されています。
詳しくいうと…
コンピュータのディスク(HDD/SSD)には、コンピュータの電源が切れても保存されつづける、多くのデータが格納されています。
けれど、これらのデータはディスク内のあちこちに物理的に散らばって記録されています。
ファイルシステムは、これらデータの情報をまとめ、階層構造としてリスト化する、OS標準のプログラムです。
そしてファイルマネージャは、このファイルシステムを操作するユーザーインタフェースです。
このように、ファイルシステムのおかげで、バラバラに格納されたデータが、あたかも階層上の親子フォルダであるかのように閲覧でき、かつファイルマネージャのおかげで、それら階層関係を編集することができるわけです。
・ファイルマネージャは、ファイルシステムを操作できるユーザーインタフェースを提供するよ
・ファイルシステムは、ディスク内のデータの情報や階層構造をリスト化する仕組みで、ファイルマネージャはその操作を行なうよ
さらに知りたいなら…
つまり…
ファイルマネージャとは
ファイルシステムを操作できるユーザーインタフェースを提供する
プログラムなわけです。
ファイルマネージャの検索機能を使えば、ディスク内のほぼ全データを、名前・拡張子・容量・作成日時などに応じて検索することができるが、これがまた、とっても重いんじゃよのぉ…
歴史のツボっぽくいうと…
- 1974年頃ライン型ファイルマネージャの登場アメリカの発明家スタン・クーゲルが、ライン型ファイルマネージャ「directory editor」を開発する
- 1986年オーソドックス型ファイルマネージャアメリカの技術者ジョン・ソーシャが、オーソドックス型ファイルマネージャ「Norton Commander」を開発する
<参考文献>(2019/09/24 visited)
ファイルマネージャ - Wikipedia
File manager - Wikipedia
Dired - Wikipedia
Norton Commander - Wikipedia
ファイルシステム - Wikipedia
整理整頓を行なう縁の下の力持ち~ファイルシステム(1)
コンピュータを使う上でファイルという概念は、今日非常に当たり前のものになっているが、当たり前すぎて、その裏側で何がおこっているのか、いまひとつ理解しきれていない人も多いかもしれない。今回は、そのファイルシステムについて、あらためて復習してみよう。(バックナンバーはこちら)