#2020/09/17 縦割りが生じるくらい、『行政機関』はたくさん分かれていたりします。

ガントリークレーン

構造物
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簡単にいうと…

ガントリークレーンとは

 港湾でコンテナを貨物船に積み卸しする大型クレーン

という構築物です。

なおガントリー(gantry)とは、門型の構造物を指す言葉です。

詳しくいうと…

ガントリークレーンは、岸に設置され、貨物船のコンテナを積み卸しする、「港の顔」とも呼べる存在です。

ガントリークレーンの構造

高脚ガーダー(横行桁)の骨格から構成され、ガーダー内を運転室(トロリー)スプレッダーが水平移動してコンテナを動かします。

コンテナは、貨物船シャーシー(コンテナ用トレーラー)の間で運搬されます。

また、ガーダー後部には機械室があり、受変電設備や、運転室の横行用電気モーター、スプレッダーの巻き上げ用電気モーターなどが設置されています。

高脚の足元がタイヤであることからわかるように、ガントリークレーンは岸壁上を横移動できます。

ガントリークレーンの動き

貨物船からシャーシーへ、コンテナを運搬する例を見てみましょう。

まず、運転室から吊り下がっているスプレッダーが、貨物船のコンテナ上部の孔にカチっとはまり、そのまま岸壁上のシャーシーへ置きにゆきます。

シャーシーは、コンテナをすぐ近くのコンテナヤード(コンテナ置き場)まで運搬します。

コンテナヤードでは、トランスファークレーンストラドルキャリアといった他のクレーン型特殊車両によって、多段積みされたコンテナの山が築かれてゆくのです。

コンテナの大きさは、ISO(国際標準化機構)などで規格化されており、20フィート(横幅6m)型と40フィート(横幅12m)型が一般的です。この規格統一のため、スプレッダーはたくさんのコンテナを一様にキャッチして運搬できるのです。

ちなみに、日本でガントリークレーンを操作するには、クレーン・デリック運転士という国家資格が必要です。

ガントリークレーンに、スプレッダーの代わりにフックなどの吊具を付ければ、コンテナ以外にも船舶や大型機械なども積み卸しできます。

 

以上のようにガントリークレーンは、貨物船のコンテナを港へ移動させるクレーンとして、今日もわたしたちが利用する海外製品の詰まったコンテナを岸壁へ運搬してくれているのでした。

 

・ガントリークレーンは、港湾でコンテナを貨物船に積み卸しする大型クレーンだよ
・ガーダー内を運転室(トロリー)とスプレッダーが水平移動してコンテナを動かすよ
・岸壁へ運搬されたコンテナは、シャーシーによってコンテナヤードへさらに移動されるよ
 

さらに知りたいなら…

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船の仕組みを中心に、
港湾設備についても若干触れられています。

その他、航海について、船の推進原理についてなど、盛りだくさんです。

ガントリークレーン ペーパーストラクチャー キット

格好いいですね~。
こんなの部屋にあったら、気持ちがシャキッとしませんか?

 

つまり…

ガントリークレーンとは

 港湾でコンテナを貨物船に積み卸しする大型クレーン

という構築物なわけです。

 

港にある赤くてでっかいあれじゃな。たしかに遠目からでも目立つわい。あれはコンテナを移動させるクレーンじゃったんじゃなあ。

歴史のツボっぽくいうと…

  • 紀元前450年
    クレーンの登場
    古代ギリシャで、梃子と滑車を利用した人力のクレーンが石造建築のために用いられる

  • 1300年代頃
    ドイツの古クレーン
    ドイツのハノーヴァー州リューネブルグで、古クレーンと呼ばれる、チェーンを巻き取るドラムを人力で回して吊り下げするピポット型のクレーンが造られる

 

 

<参考文献>(2019/10/30 visited)

ガントリークレーン - Wikipedia
Treadwheel crane - Wikipedia
コンテナターミナル - Wikipedia
コンテナ埠頭の施設紹介
東京港埠頭(株)は、外貿コンテナ埠頭の総合的な管理・運営を行うとともに、海上公園や客船ターミナル等の指定管理者関連事業、建設発生土有効利用事業、環境保全事業等を行っています。
クレーンの話−クレーンの歴史:日本ホイスト株式会社
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