移動体通信網

通信ネットワーク
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簡単にいうと…

移動体通信網とは

 携帯電話による音声通信・データ通信のネットワーク

という通信ネットワークです。

詳しくいうと…

わたしたちの携帯電話は、スマホも含め、すべて通信事業者が各地区に設置する電話交換機と接続されています。

電話交換機については、固定電話網の設備とだいたい共有されています。
下記の公衆交換電話網も参照ください:
公衆交換電話網
固定電話回線の電話網だよ

 

今日、無線通信用の基地局アンテナが街中・山中に設置されています。

スマホから電話をかけると、まずこの基地局がそれをキャッチします。

そして同じ市町村内であれば加入者交換機を経由して、同じ都道府県なら中継交換機を、他都道府県なら中継網を経由し、それぞれの先にある基地局を介して相手側のスマホへと音声通信が接続される仕組みです。

また、音声通信だけでなくデータ通信を行なう際も、同様の施設を介してインターネット回線へ接続されます。このときは、電話交換機ではなく、加入者パケット交換機中継パケット交換機がそれぞれ経由されます。

 

 

以上のように移動体通信網は、全国津々浦々に設置された基地局およびそのアンテナをベースに、既存の固定電話網を利用しながら、今日もわたしたちの携帯電話ライフを支えているのでした。

 

・移動体通信網は、携帯電話による音声通信・データ通信のネットワークだよ
・音声通信時は基地局や、固定電話と同じ電話交換機を経由して2点間をつなぐよ
・データ通信時は、各種パケット交換機を介してインターネットへ接続してくれるよ
 

さらに知りたいなら…

電話はなぜつながるのか(2006年)
(←画像クリックでAmazonサイトへ)

電話・IP電話・携帯電話の基本的な仕組みを、イラストつきでわかりやすく、けれどしっかりと解説してくれる1冊です。

(わたしも高校時代、このシリーズにはお世話になりました。持っているだけでなんか嬉しかったのを覚えています)

 

つまり…

移動体通信網とは

 携帯電話による音声通信・データ通信のネットワーク

という通信ネットワークなわけです。

 

いまや街中にも山の中にも、基地局とそのアンテナが建てられておる。なんだか不思議な気持ちがするのぉ。まるで、そう、新しい水槽を得てそこで新たな呼吸を開始する魚になったような気分じゃ。
わしら個々人の発声器官は、これら電波-アンテナ-電話交換機に乗って、いったいどこまで旅をしてゆくのじゃろう。そしてアンテナの側は、そのことについてどんな感慨を抱いておるのじゃろうか…

歴史のツボっぽくいうと…

  • 1979年
    1Gの登場
    日本で移動体通信規格1G(アナログ回線)の自動車電話がサービス開始される

  • 1993年
    2Gの登場
    日本で2G(デジタル通信)が、インターネットにアクセス可能なデータ通信と共にサービス開始される。この頃Eメールや写メも普及しはじめる

  • 2002年
    3Gの登場
    日本で3Gがサービス開始され、携帯電話によるインターネット閲覧が普及する

  • 2012年
    4Gの登場
    日本で4Gの名を冠するサービスが開始され、携帯電話によるデータ通信速度がさらに高速化する

 

 

<参考文献>(2019/10/05 visited)

移動体通信 - Wikipedia
移動体通信ネットワーク - Wikipedia
特集:スマホはどうつながっている? LTE・IP電話… 通信の仕組みを総ざらい!:HH News & Reports:ハミングヘッズ
NTTドコモの不具合などで図らずも注目が集まる「通信」。いったいどのようにして電話やネットワークはつながっているのか、今一度その仕組みをたどり、これからの通信のあり方を探る。
3G回線4G回線5G回線という無線通信の未来を追う|クローズアップ|HH News & Reports|ハミングヘッズ
何気なく使っている移動体通信。幾度にもわたる技術革新で、その便利さは日進月歩でよくなっている。現在分類されている全5世代のうち3、4、5世代について追う。