簡単にいうと…
アプリケーションソフトウェアとは
コンピュータを利用して特定の機能や目的を実現する
プログラムです。
たんに「アプリ」とか「ソフト」とも呼ばれます。
詳しくいうと…
わたしたちはパソコンを開いて、Webブラウザでネットサーフィンしたり映画を観たり、文書作成ソフトや表計算ソフトで仕事をしたり、あるいはスマホのニュースアプリを読んだり、SNSアプリで交流したりしています。
こうした、コンピュータを利用してわたしたちに具体的な恩恵をもたらしているプログラムが、アプリケーションソフトウェアです。
アプリの主な種類
これらアプリには、たくさんの種類があります。
ここでは代表的なカテゴリを紹介します。
文書ソフト
文書ソフトは、主に文字を入力・表示・編集・印刷するためのアプリです。
テキストエディタや文書作成ソフト(Wordなど)、プレゼンテーションソフト(PowerPointなど)があります。
計算ソフト
計算ソフトは、主に演算処理を行なうためのアプリです。
電卓ソフト、表計算ソフト(Excelなど)、科学計算シミュレータなどがあります。
データ管理ソフト
データ管理ソフトは、コンピュータのディスク(HDD/SSD)上にあるデータを一覧表示・編集するためのアプリです。
ファイルマネージャ(エクスプローラなど)があります。
コンテンツ再生編集ソフト
コンテンツ再生編集ソフトは、画像を表示・編集したり、音楽・動画を再生・編集したりするためのアプリです。
ペイントソフトやサウンド編集ソフト、メディアプレーヤー(iTunesなど)があります。
Webブラウザ
Webブラウザは、Webページの元となるHTMLやXMLなどの言語構文をWebサーバからダウンロードして、Webページを表示するためのアプリです。
製品としては、Internet Explorer、Chrome、Firefoxなどがあります。
クライアントソフト
クライアントソフトとは、WebアプリケーションサーバやDBサーバとオンライン接続しながら、常時サーバ側の情報を受け取り続けるタイプのアプリです。
SNSアプリ(FacebookやInstagram、Lineなど)やオンラインデータ管理アプリ(DropboxやEvernoteなど)、DBクライアントソフトなどがあります。
基幹業務ソフト
基幹業務ソフトは、企業活動で必要となる仕組みを実現するアプリです。
会計ソフトや給与計算ソフト、ビジネスワークフローソフトなどがあります。
ゲームソフト
ゲームソフトは、専用マシンやOS、Webブラウザ上で展開される、遊ぶためのアプリです。
以上のようにアプリケーションソフトウェアは、その多様な種類でもって、わたしたちホモ・サピエンスとコンピュータとの間の共益関係を直接豊かなものにしてくれているのでした。
さらに知りたいなら…
つまり…
アプリケーションソフトウェアとは
コンピュータを利用して人間活動に対し特定の機能や目的を実現する
プログラムなわけです。
コンピュータを利用して実現したい何か、その”何か”という目的に応じて、そのほかにも教育用途や設計用途などがある。
また、組込みシステムに初期インストールされることで、たとえば電子レンジのボタン機能やビープ音生成などのプログラムも、アプリケーションソフトウェアと呼ばれることがあるぞぃ。
歴史のツボっぽくいうと…
- 1936年コンピュータのモデルイギリスの数学者アラン・チューリングが、テープに格納されたプログラムを実行する計算機を定義する
- 1930年代~40年代電子式計算機の登場弾道計算や暗号解読などの軍事用途として、あるいは学問上の解析用途として、Zuse Z3、アタナソフ&ベリー・コンピュータ、Colossus、ENIACといった電子式計算機が、それまでの電気機械式計算機に代わって登場しはじめる
- 1985年App(アプリ)の登場①アメリカ・Apple社のMacOS上アプリケーションフレームワーク「MacApp」がリリースされる
- 1985年App(アプリ)の登場②アメリカ・Ashton-Tate社の業務用ソフトウェアセット「FrameworkⅡ」上でソフトウェア一覧メニューとして「App menu」が実装される
<参考文献>(2019/09/27 visited)