#2020/09/17 縦割りが生じるくらい、『行政機関』はたくさん分かれていたりします。

電子レンジ

技術個体
スポンサーリンク
スポンサーリンク

この用語のポイント

・電磁波の照射により、食品内の水分子を振動・加熱させるよ

簡単にいうと…

電子レンジとは

 電磁波の照射により、食品内の水分子を振動・加熱させる

技術個体です。

詳しくいうと…

いまではどこの家庭にもある電子レンジ。

販売され始めた1950~70年代には、「手作り料理が電磁波加熱に取って代わられる」ことに困惑が広がったようですが、現在ではすっかりお馴染みになりました。

その構造と仕組みについて、みてゆきます。

 

構造と仕組み

左図は、電子レンジの内部図です。

電源コードが変圧器へつながり、さらにマグネトロン(磁電管、真空管の一種)に続いています。

 

 

 

動作としては、まずコンセントからの電流が、変圧器により高圧化されます(100V/200V→約2000V~4000V)。

この高圧電流が、続くマグネトロンに供給されると、いろいろな過程を経て、上部のアンテナから電磁波(マイクロ波)が照射されます。

 

「マイクロ波」とは、電磁波のさまざまな周波数帯域のうち、波長幅が短いタイプの総称です。

マグネトロンから発されるこのマイクロ波が、導波管と呼ばれる管を経由して、テーブル上の食品へと降り注ぎます。

 

電子レンジのマイクロ波の周波数は、おおむね2.45GHzです。

電磁波は一般に、周波数に応じてそれが発する電場・磁場が周期的に反転します。

なのでこのマイクロ波は、1秒間に24億5000万回、その電磁場を変化させています。

食品内の水分子は、+極/-極を有しており、この電磁場の変化に応じて、あっちへこっちへ振り回されます。

何億何兆もの水分子がこのように掻き乱されることで、分子同士の摩擦熱が生じます。

 

マイクロ波が水分子に対して起こすこの摩擦熱により、電子レンジ内の食品は、こうして無事に温まったようです。

 

 

 

・電子レンジは、電磁波を照射させて、食品内の水分子を振動・加熱させるよ
・この電磁波(マイクロ波)は、1秒間に24億5000万回も変化しながら、水分子を掻き乱すよ
 

さらに知りたいなら…

家電が一番わかる(2013年)
(←画像クリックでAmazonサイトへ)

レンジやIHクッキングヒーター、冷蔵やエアコン、洗濯機やテレビなど、およそ60種類におよび家電について、それぞれ4ページ程度で解説するイラストつきの1冊です。

個々の製品は詳しくないですが、「概要だけでもいいから家電のことを幅広く知りたい!」という方向けです。

 

つまり…

電子レンジとは

 電磁波の照射により、食品内の水分子を1秒間に24億5000万回ほど振動させて、摩擦熱により加熱する

技術個体なわけです。

 

電子レンジが発明されなかったら、コンビニ弁当などのテイクアウト産業や、冷凍食品産業は生まれなかったじゃろうなあ。

歴史のツボっぽくいうと…

  • 1945年
    電子レンジの発明

    アメリカの軍需メーカー、レイセオン社の技術者パーシー・スペンサーが

    マグネトロンを利用した電子レンジを発明、特許を取得する。

  • 1947年
    電子レンジの発売
    レイセオン社が電子レンジを一般販売する。当時は高さ1.8m、重さ340kg、消費電力3000W。他社メーカーもこれに参入。
  • 1959年
    日本で国産電子レンジ開発
    東京芝浦電気(現東芝)が電子レンジを開発する。
  • 1975~76年
    批判的まなざし

    雑誌『暮らしの手帳』が特集「電子レンジ―この奇妙にして愚劣なる商品」を掲載、酷評する。

  • 1970年
    電子レンジ搭載自販機
    日本万国博覧会の周辺で、電子レンジを搭載したハンバーガー自動販売機が登場、話題を集める。

 

 

<参考文献>(2019/03/10 visited)

電子レンジ - Wikipedia
マグネトロン - Wikipedia
電子レンジの仕組みがわかるムービー「How a Microwave Oven Works」
日常生活になくてはならない家電製品の1つである電子レンジ。そんな電子レンジが、どのような仕組みで動いているかについて、YouTubeでさまざまな機械のメカニズムを説明しているengineerguyがわかりやすく解説しています。
ページタイトル
高周波誘電加熱技術情報・誘電加熱を起こす電磁波の種類「高周波誘電加熱とマイクロ波加熱」について技術情報を紹介しています。高周波加熱技術でグローバルNo.1へ。山本ビニター株式会社です。
電子レンジが食べ物を温める仕組みとは?|電磁波対策は?
通常、ガスコンロ、オーブンなどを使って調理をするときは、食べ物の外側から熱を加えます。しかし、電子レンジの場合は、外側から食べ物に熱を加えることはなく、食べ物の内部から温まっていきます。ここでは電子レンジにより食べ物が暖まる仕組み、原理をご
電子レンジの原理と「マイクロ波」「赤外線」の違い~なぜパンはオーブンでご飯はレンジ?~ | 味覚ステーション
今の時代、食べ物を温めたり調理するために、電子レンジやオーブンは欠かせません。今日は、電子レンジやオーブンの原理をご説明します!目に見えない「マイクロ波」「赤外線」の違いが関連しています!
タイトルとURLをコピーしました