簡単にいうと…
コンピュータ端末が互いに接続された
通信ネットワークの総称です。
詳しくいうと…
あるパソコンを他のパソコンと、ハブ経由で接続すれば、これで1つのコンピュータネットワークが構築されたことになります。
また、お持ちのスマホがいま、4G回線やWi-Fi回線で接続されていれば、それだけでコンピュータネットワークが常時稼働しているわけです。
コンピュータネットワークの種類
コンピュータネットワークは、その規模に応じて次のように分類されます:
・LAN
・WAN
1つひとつ見てゆきましょう。
LAN
LAN(Local Area Network)は、最も基本的なタイプのコンピュータネットワークです。
ハブ経由で複数のコンピュータ端末が接続されています。小規模なものなら机の上程度、大規模なものでも1つの施設内に収まる程度です。
WAN
WAN(Wide Area Network)は、複数のLANがISP(インターネットサービスプロバイダ)経由で接続されたタイプのコンピュータネットワークです。
複数の建物・地域間を跨ぐ、広域的な規模を備えています。
インターネット
インターネットは、ISP(およびその先のWAN・LAN)同士が地球規模で接続されるタイプのコンピュータネットワークです。
海底ケーブルなどを経由して、国境を跨ぐ規模を誇ります。
以上のようにコンピュータネットワークは、机上サイズから地球サイズまで、さまざまな規模を備えながら、それぞれのサイズに応じてコンピュータ同士や、サーバ/クライアント同士を接続し、今日もわたしたちのICTライフを支えているのでした。
さらに知りたいなら…
ネットワークはなぜつながるのか(2006年)
(←画像クリックでAmazonサイトへ)
(わたしも高校時代、このシリーズにはお世話になりました。いまAmazonで目次を見返していると、また読みたくなってきました)
つまり…
コンピュータネットワークとは
コンピュータ端末が互いに接続された
通信ネットワークの総称なわけです。
ここでは規模の観点からLAN・WAN・インターネットという種類を紹介したが、さらに細かい規模区分もあるし、また有線(LANケーブル)だけでなく無線LAN(Wi-Fi)接続という手段もあるぞぃ。
歴史のツボっぽくいうと…
- 1968年ハイパーテキストの登場アメリカの思想家テッド・ネルソンと発明家ダグラス・エンゲルハートらが、それぞれハイパーテキストを実装したシステムを開発する
- 1969年インターネットの母体アメリカ・国防総省の高等研究計画局(ARPA)が、現在のインターネットの母体「ARPANET」を開発・運用する
- 1970年イーサネットの原点アメリカ・ハワイ大学のノーマン・エブラムソンが、ハブを用いてハワイ諸島間をむすぶ「ALOHAシステム」を開発する
- 1973年イーサネットの登場アメリカ・ゼロックス社のパロアルト研究所のロバート・メトカーフらが、イーサネットを開発する
- 1980年国際規格の登場ゼロックス社の開発がベースとなり、IEEEにて「Ethernet 1.0」規格として公開される
- 1983年TCP/IPの普及ARPANETが通信プロトコルをそれまでのNetwork Control ProgramからTCP/IPへ切り替える
- 1988年インターネットの商用利用アメリカでインターネットの商用利用が開始される
- 1989年HTMLの登場イギリスの計算機科学者ティム・バーナーズ=リーが、HTMLやHTTPなどを提案しコード化する
- 1991年最初のWebブラウザイギリスの計算機科学者ティム・バーナーズ=リーが、最初のWebサーバ&ブラウザ「WorldWideWeb」を公開する
- 1999年ADSLの利用開始ADSLによるインターネット接続サービスが開始される
- 2001年インターネット接続の多様化FTTH、CATV、無線通信によるインターネット接続サービスが開始される
<参考文献>(2019/10/04 visited)