LAN

通信ネットワーク
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簡単にいうと…

LANとは

 基本的なコンピュータネットワーク

という通信ネットワークです。

Local Area Networkの略です。

詳しくいうと…

LANは、パソコンや無線LAN機同士をつないだ、基本的なコンピュータネットワークです。

ハブと呼ばれる中継器を介してLANケーブルでつながれています。

最小構成では、2台のパソコンを同じハブにつなげば、LANになります。つまり異なる端末間での通信が可能になります。

 

LAN単体だけで見るなら、まだインターネットには接続されていません。いわばオフライン環境です。

「インターネットに接続されてないなら、何の役に立つの?」と思われるかもしれません。

とはいえ、会社や工場、大学などの施設内のみで用いられるシステム(勤怠、会計、監視カメラ、その他業務用システムなど)は多くの場合LANのみで構成されています。必要もないのにインターネットに接続すると、情報流出やウィルス感染のリスクがあるためです。

LANケーブルにはその通信品質・伝送速度に応じて規格がカテゴリー分けされています。よくあるLAN端子(RJ-45。凸型のあれ)に接続可能なもののうち、一般的なカテゴリーは、CAT5(伝送速度100Mbps)、CAT5e(1Gbps)、CAT6(1Gbps/10Gbps)、CAT6A(10Gbps)となります。
ちなみに、LANケーブルがその代表であるコンピュータネットワークの有線規格「イーサネット(Ethernet)」の「Ether=エーテル」は、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが、空気中を隅々まで満たしているとした仮想物質から名づけられています。

 

以上のようにLANは、コンピュータネットワークの最も基本的な形態として、今日も各種システムを支えているのでした。

 

・LANは、基本的なコンピュータネットワークだよ
・コンピュータ端末がハブとLANケーブルを介して接続されているよ
 

さらに知りたいなら…

ネットワークはなぜつながるのか(2006年)
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Webブラウザ・TCP/IP・LAN・インターネットなどの基本的な仕組みを、イラストつきでわかりやすく、けれどしっかりと解説してくれる1冊です。

(わたしも高校時代、このシリーズにはお世話になりました。いまAmazonで目次を見返していると、また読みたくなってきました)

 

つまり…

LANとは

 基本的なコンピュータネットワーク

という通信ネットワークなわけです。

 

最近はやりの薄型ノートPCやタブレット端末、スマホ端末は、いずれもLAN端子を備えておらん。無線LAN接続がますます前提となりつつあるのぅ。うちのスピーカーやヘッドフォンもBluetoothで無線LAN接続されておるぞ。

歴史のツボっぽくいうと…

  • 1970年
    イーサネットの原点
    アメリカ・ハワイ大学のノーマン・エブラムソンが、ハブを用いてハワイ諸島間をむすぶ「ALOHAシステム」を開発する

  • 1973年
    イーサネットの登場
    アメリカ・ゼロックス社のパロアルト研究所のロバート・メトカーフらが、イーサネットを開発する

  • 1980年
    国際規格の登場
    ゼロックス社の開発がベースとなり、IEEEにて「Ethernet 1.0」規格として公開される

 

 

<参考文献>(2019/10/01 visited)

Local area network - Wikipedia
コンピュータネットワーク - Wikipedia
イーサネット - Wikipedia
ALOHAnet - Wikipedia
LANとWANとインターネットの違い | ITSakura
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