WAN

通信ネットワーク
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簡単にいうと…

WANとは

 LAN同士を接続する広域的なコンピュータネットワーク

という通信ネットワークです。

Wide Area Networkの略です。

詳しくいうと…

WANは、2つ以上のLAN(Local Area Network)を接続したネットワークです。

LANについては下記用語も参照ください:
LAN
基本的なコンピュータネットワークだよ
 

LANは、ルータと呼ばれる機器を経由して他のLANへ接続されます。

この際、LANの入り口となるルータは、ISP(インターネットサービスプロバイダ)と呼ばれる通信事業者の回線を通じて互いに接続されます。

WANとは、このLAN-ルータ-ISP-ルータ-LANからなるネットワークの総体を指します。

 

LANが、多くの場合家庭やオフィスビルなど単一施設内で構築されるのに対して、WANは、それら建物から外に伸びて他の建物内の別のLANとつながっているコンピュータネットワークです。

つまり、建物内であれば好き勝手にコンピュータ端末同士を接続して構いませんが、建物外はパブリック空間なので、法律上の手続きなしに勝手にLANケーブルを敷設してLAN同士をつなぐのではなく、ちゃんと公衆通信回線とISPを介して接続しましょうね、ということです。

狭義のWANは、上記で説明したように、ISP経由で専用回線によって単に相互接続されたLANの集合体を指します。これだけでは、まだインターネット接続はされていません。

他方、広義のWANは、ISPからさらにインターネット回線に接続されたLANの集合体を指します。このとき、広義のWANはインターネット接続と同義とされることがあります。
たとえば、「ここのLANはWAN接続されてるの?(=インターネット接続されててネット検索とかできるの?)」などの用法があります。

 

 

以上のようにWANは、広域的なコンピュータネットワークとして、今日も本社や支社などの間を接続してくれているわけなのでした。

 

・WANは、LAN同士を接続する広域的なコンピュータネットワークだよ
・ルータやISPを経由してLAN同士が接続されているよ
・WAN接続は、インターネット接続と同義とされることもあるよ
 

さらに知りたいなら…

ネットワークはなぜつながるのか(2006年)
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Webブラウザ・TCP/IP・LAN・インターネットなどの基本的な仕組みを、イラストつきでわかりやすく、けれどしっかりと解説してくれる1冊です。

(わたしも高校時代、このシリーズにはお世話になりました。いまAmazonで目次を見返していると、また読みたくなってきました)

 

つまり…

WANとは

 ルータやISPを経由してLAN同士を接続する、広域的なコンピュータネットワーク

という通信ネットワークなわけです。

 

IPアドレスについてじゃが、同一LAN内では同じグローバルIPアドレスが共有されとる(ex. 192.168.0.1/24や192.168.0.2/24)。同じ屋根の下に住んどるイメージじゃ。
他方、ルータの向こう側へ行くと、別のグローバルIPアドレスの世界へと移る(ex.192.168.0.1/24や192.168.1.1/24)。別のお宅になるので、住所も変わるイメージじゃな。

歴史のツボっぽくいうと…

  • 1970年
    イーサネットの原点
    アメリカ・ハワイ大学のノーマン・エブラムソンが、ハブを用いてハワイ諸島間をむすぶ「ALOHAシステム」を開発する

  • 1973年
    イーサネットの登場
    アメリカ・ゼロックス社のパロアルト研究所のロバート・メトカーフらが、イーサネットを開発する

  • 1980年
    国際規格の登場
    ゼロックス社の開発がベースとなり、IEEEにて「Ethernet 1.0」規格として公開される

 

 

<参考文献>(2019/10/03 visited)

Wide Area Network - Wikipedia
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