#2020/09/17 縦割りが生じるくらい、『行政機関』はたくさん分かれていたりします。

産業機関

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簡単にいうと…

産業機関とは

 物やサービスを提供して対価を得る組織

という社会機関です。

対価として、かつては「物」もありましたが(物々交換)、今日の資本主義経済ではほとんど「貨幣」で賄われています。

詳しくいうと…

産業と組織

古代ギリシャの哲学者タレスは、ある日「学問が何の役に立つんだ」と言われたので、天文学の知識を生かして翌年のオリーブの豊作を予想し、あらかじめオリーブ搾油機をたくさん予約しておきました。すると翌年、予想通りオリーブは豊作となり、タレスはそのオリーブ搾油機を農家のひとびとへレンタルさせて儲けた、という逸話を、アリストテレスが紹介しています。

これを一人でやるのは大変なので、現代なら、天体観測をするひと+収穫量を予想するひと+器械を買い付けるひと+農家へ貸し出すひと+お金勘定をするひと+これらの人々をまとめるひと、という風に手分けして作業をすることになるでしょう。

18世紀イギリスの経済学者アダム・スミスは、これを分業と呼びました。

社会体の人口が増えるにつれ、分業は自然と生じてきました。一人のひとが野菜を育て、魚を釣りに出掛けるよりも、野菜を育てるひとと魚釣りをするひとをそれぞれ別にして、それぞれの生業に集中してもらうほうが効率的です。

こうして、農業や水産、製造や建設、金融や流通などの生業を別々のひとびとが担うようになり、さらにそれぞれの生業のなかでも分業体制が敷かれ、必要な専門機関が分かれ、これら専門機関が相互に協働しながらひとつの産業を維持・発展させてゆきました。

こうしたできた、複数の業界・産業機能を分担する組織のことを産業機関と呼びます。

 

産業機関の種類

産業機関には、一次産業機関、二次産業機関、三次産業機関などの種類があります。

一つひとつ見てゆきましょう。

 

 

一次産業機関

一次産業機関とは、農業・畜産業・林業・水産業などにかかわる組織のことです。

農業機関・畜産機関・林業機関・水産機関などの種類があります。

 

 

 

下記の用語も参照ください:

農業機関
農産物の生産・販売にかかわる組織だよ

 

二次産業機関

二次産業機関とは、鉱業・製造業・建設業などにかかわる組織のことです。

採鉱機関・製造機関・建設機関などの種類があります。

 

下記の用語も参照ください:

製造機関
原料を加工することで製品を生産する組織だよ

 

三次産業機関

三次産業機関とは、金融業・流通業・飲食業・情報サービス業などさまざまな産業にかかわる組織のことです。

金融機関・流通機関・飲食機関・情報サービス機関などの種類があります。

 

下記の用語も参照ください:

金融機関
お金が余っているひとから、お金に困っているひとへ、資金を融通する組織だよ

 

 

以上のように産業機関は、日々わたしたちがそこに携わり、社会に生きる人々を生活させると同時に社会体を存続させる、生産活動の組織なのでした。

 

・産業機関とは、物やサービスを提供して対価を得る組織だよ
・一次産業機関、二次産業機関、三次産業機関などの種類があるよ
 

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つまり…

産業機関とは

 物やサービスを提供して対価を得る組織

という社会機関なわけです。

 

働きたくないでござる。

…とはいえ、何かやりごたえのある活動はしていたいものじゃのぅ。生きている感じがするしのぉ。

歴史のツボっぽくいうと…

  • 約100万年前
    加熱調理のはじまり
    食材を火に直接かけたり、焼石で間接的に加熱する調理が行なわれる

  • 30万~3万年前
    木材の利用
    ネアンデルタール人たちが石器を用いて木から槍や舟などを作り出す

  • 約3万年前
    パン製造の痕跡
    すりつぶした植物の根を、水に混ぜて焼き上げた、一種のパンがつくられる

  • 紀元前24世紀頃
    農業の興り
    イスラエルのガリラヤ湖岸で、23,000年前の農耕の痕跡(オオムギ、ライムギ、エンバク、エンメル麦)が発見される

  • 紀元前8700年前頃
    金属の利用
    メソポタミア地方で、紀元前8700年前頃の純銅製ペンダントが出土される

  • 8000年前~6500年前頃
    織物の発明
    西南アジアやエジプトで、麻や綿などの植物繊維を用いた織物が発明される

  • 紀元前5500年前頃
    精錬の開始
    ペルシャで、銅鉱石を加熱して銅元素を抽出する精錬が行なわれる

  • 5000年前頃
    毛織物の発明
    メソポタミア地方で、羊毛を用いた毛織物が発明される

  • 3000~2000年前頃
    木工技術の発展
    古代エジプトで木工技術が発展し、斧、釿、鑿、鋸、弓錐などの木工道具が利用される

  • 紀元前6~5世紀頃
    日本の稲作の興り
    日本の縄文時代中期に、稲作が行なわれ始める

  • 1148年
    ヨーロッパ最古の銀行
    貸付・投資機能が高度に発達していた中世イタリアで、ヨーロッパ最古の認可された銀行「サン・ジョルジョ銀行」が設立される

  • 1785年前
    織物生産の機械化
    イギリスの発明家エドモンド・カートライトが、織機の機械化に取り組み、以降多くの特許を取得する

  • 19世紀前半
    自動織機の普及
    イギリスやアメリカを中心に、自動式織機の機械が普及する

  • 1838年
    世界初の農業協同組合
    日本の江戸時代に、農政学者・大原幽学が、先祖株組合という農業協同組合を世界で初めて創設する

  • 1872年
    日本の国立銀行の設立
    日本の明治時代に、国立銀行条例が制定され、翌1873年に渋沢栄一が日本初の国立銀行である第一国立銀行(現:みずほ銀行)を設立する

  • 1882年
    日本の中央銀行の設立
    日本の明治時代に、日本銀行条例が制定され、同年に日本銀行が開業する

  • 1900年
    全国規模の農業組合
    日本の明治時代に、他国の協働組合などを参考に、産業組合法が成立、以降全国の農村に普及する。のちに帝国農会、農業会へと改組される

  • 1935年
    化学繊維の発明
    アメリカの化学者ウォーレス・カロザースが、世界初の合成繊維であるナイロンを発明する

  • 1947年
    コンピュータゲームの発明
    アメリカのトーマス・T・ゴールドスミスとエストル・レイ・マンが、ブラウン管を用いた世界初のコンピュータゲームを開発する

  • 1948年
    農業協同組合の発足
    日本の戦後の農地改革において、当時の深刻な食糧難において食糧を統制・管理する必要から、それまでの農業会を改組する形で農協が発足、今日にいたる

 

 

<参考文献>(2020/08/08 visited)

世界初のオプション取引
オプション取引の入門書等の冒頭において「オプションの歴史」としてよく持ち出されるストーリーがオリーブの搾油機の話です。これはオリーブの実を絞ってオリーブ油を作る機械です。 ギリシャ文明ではタレスという哲学者がオリーブの豊作を予測して、豊作かどうか人々がわかる前に手付金を打って...
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