公共機関

親カテゴリ
関連用語
 社会機関
 └公共機関
  ├国家機関
   ├行政機関
   ├司法機関
   └立法機関
  ├インフラ機関
   ├交通機関
   ├エネルギー機関
   ├通信機関
   └輸送機関
  ├医療機関
   ├医療機関
   └介護福祉機関
  └文化機関
   ├教育機関
   ├芸術機関
   └研究機関
スポンサーリンク
スポンサーリンク

簡単にいうと…

公共機関とは

 社会体の存続に不可欠な公益性の高い組織

という社会機関です。

公共機関に該当する分野はさまざまですが、ここでは一例として国家・インフラ・医療・文化にかかわる組織を紹介します。

詳しくいうと…

社会体を存続させる機能

社会体は、ひとの体と同じように、機関(器官)同士の連携によって成り立っています。

はじめはもっとシンプルだったかもしれませんが、今日では各機関が高度に分化しており、どれかひとつの機関が機能不全に陥ると、社会全体が失調してしまいます。

このような公益性の高い組織のことを公共機関と呼びます。

 

公共機関の種類

公共機関の定義はケースバイケースですが、とりわけ国家機関・インフラ機関・医療機関・文化機関などが該当します。

一つひとつ見てゆきましょう:

 

 

 

国家機関

国家機関は、行政・司法・立法という国家の権能にかかわる組織です。

行政機関・司法機関・立法機関があります。

 

 

 

行政機関
行政権の行使に携わる国・地方公共団体の組織だよ

 

インフラ機関

インフラ機関は、ある一定のエリアを網状にカバーして搬送体ないし搬送自体を提供する組織です。

交通機関・エネルギー機関・通信機関・輸送機関などがあります。

 

 

交通機関
輸送機械を運用して不特定多数の人・物を移動させる組織
エネルギー機関
電気・ガスを広域供給する組織だよ

 

医療機関

医療機関は、医療サービス、介護福祉サービスを提供する組織です。

医療機関・介護福祉機関などがあります。

 

文化機関

文化機関は、教育サービスを提供したり、芸術品にかかわったり、研究活動を行なう組織です。

教育機関、芸術機関、研究機関などがあります。

 

 

以上のように公共機関は、ほとんどすべての社会構成員に大きな影響を持っており、それぞれの組織が提供するサービスによって、今日もわたしたちは最低限の現代生活を送ることができているのでした。

 

・公共機関とは、社会体の存続に不可欠な公益性の高い組織だよ
・国家機関、インフラ機関、医療機関、文化機関に大別されるよ
 

さらに知りたいなら…

図解雑学 よくわかる 省庁のしくみ(2010年)
(←画像クリックでAmazonサイトへ)

行政組織というと国家公務員試験のテクストが多いですが、この本は、内閣や省庁の組織と仕事について素朴な観点からイラストつきで学べる1冊です。

目次はこちらのサイトをご覧ください。

 

つまり…

公共機関とは

 社会体の存続に不可欠な公益性の高い組織

という社会機関なわけです。

 

インフラ機関の定義として「一定エリアを網状にカバーする」という表現が不思議な気もするが、たしかにガス管網・電線網・通信網・交通網はいずれも網の目構造によって全国津々浦々をカバーしておるのぉ。

歴史のツボっぽくいうと…

  • 紀元前4千年前
    帆船の普及
    エジプトやメソポタミア地方で、帆船が使用される。

  • 紀元前3500年頃
    文明の興り
    中東でメソポタミア文明が興り、古代都市ウルクなどで都市行政が発達する

  • 紀元前3000年頃
    官僚機構の誕生
    中東でエジプト文明が興り、国家の公共事業(治水、灌漑など)の拡大とともに、官僚機構が生じる

  • 1748年
    三権分立の提唱
    フランスの思想家シャルル・ド・モンテスキューが『法の精神』を出版、国家権力を立法権・司法権・行政権などに分立することを提唱する。以降のアメリカ合衆国憲法やフランス革命後の憲法制定などに大きな影響を及ぼす

  • 1807年
    蒸気船の開発
    アメリカの技術者ロバート・フルトンが外輪蒸気船を製造する。

  • 1814年
    蒸気機関車の開発
    イギリスの技術者ジョージ・スティーブンソンが、石炭輸送用の実用的な蒸気機関車を開発する。

  • 1821年
    天然ガス田の発見
    アメリカのウィリアム・ハートが、ニューヨーク州フレドニアで天然ガス田を発見。その後フレドニアガス灯社が設立される

  • 1858年
    外洋客船の開発
    イギリスの技術者アイザム・K・ブルーネルが、スクリュープロペラを備えた外洋客船を製造する。

  • 1880年代
    交流電流のメジャー化
    アメリカの電力事業黎明期に、交流電流の電力システムが主流となる

    発電所-電力消費地の全体を同一電圧で設計するエジソン含めた直流支持者に対して、高圧輸送による低い送電損失を掲げるテスラ含めた交流支持者が勝つことにより、高圧輸送後の降圧の必要性から、その後に変圧器の開発が進んでゆく

  • 1881年
    路面電車の開業
    ドイツ・ベルリンで路面電車が開業する。

  • 1885年
    ガソリン自動車の開発
    ドイツのゴットリープ・ダイムラーとカール・ベンツが、それぞれ独自にガソリンエンジン式自動車を開発する。

  • 1901年
    飛行機の開発
    アメリカの技術者グスターヴ・ホワイトヘッドが、飛行機の有人飛行を成功させたといわれる。

  • 1921年
    気動車の営業開始
    日本でガソリンエンジン式気動車が営業開始される。

  • 1936年
    長距離高速列車の開発
    イタリアで長距離高速列車が製造される。

  • 1936年
    ドイツの技術者ハリンリヒ・フォッケらが、安定飛行のできる初の量産型ヘリコプターの飛行に成功する。

  • 1946年
    現代日本の憲法制定
    日本国憲法が公布、翌年施行され、大日本帝国憲法時代よりも厳格な三権分立に基づき国会(立法権)・内閣(行政権)・裁判所(司法権)が設置される

  • 1971年
    リニアモーターカーの開発
    ドイツのメッサ―シュミット・ベルコウ・ブローム社が、初の有人磁気浮上鉄道を開発する。

 

 

タイトルとURLをコピーしました