この用語のポイント
・弦の弾力で矢を放つよ
簡単にいうと…
弓矢とは
弦(つる)の弾性エネルギーによって矢を放つ
技術要素です。
旧石器時代からある最古の投擲道具のひとつで、呪術的・象徴的意味も担っています。
詳しくいうと…
弓矢は、弓と矢のセットです。
弓に固く張ってある弦(つる)を、矢じりと一緒に後方へ引き伸ばし、弦の弾性エネルギーを解き放つことで矢を遠方へ投射します。
旧石器時代中期以降、弓矢は世界各地で発明・発達しました。
遠くの対象に影響を及ぼすその力もあいまって、狩猟や戦争の仕方を変え、神話にも多く登場します。
当初は単一の竹や木材で作られていましたが、しだいに複数の材木を継ぎ合わせた合成弓(コンポジットボウ)や、トリガーを引くだけで発射できる機械弓(クロスボウ)、滑車を備えた化合弓(コンパウンドボウ)など各種の弓が生まれました。
以上のように弓矢は、遠距離投擲の手段として古代の狩猟や戦争の変貌させ、今日でも弓道などの精神修養として、あるいは神事として用いられています。
・弓矢は、弦の弾性エネルギーで矢を遠くへ飛ばすよ
さらに知りたいなら…
つまり…
弓矢とは
弦(つる)の弾性エネルギーによって矢を放つ
技術要素というわけです。
戦(いくさ)という言葉は、射交わす矢(いくわすさ)が転じて射交矢(いくさ)になったと言われるくらい、弓矢は昔の戦場の概念を決定づけたのじゃろなあ。
歴史のツボっぽくいうと…
旧石器時代中期~後期(数十万年~数万年前) 世界各地で弓矢が用いられはじめる。
<参考文献>(2019/01/27 visited)

弓矢 - Wikipedia