周期運動器

親カテゴリ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

この用語のポイント

・力学的エネルギーが周期的に働く器械だよ

簡単にいうと…

周期運動器とは

 力学的エネルギーが周期的に働く器械

という技術要素・個体です。

このサイトの造語です。

周期運動には、往復運動と回転運動がありますが、ここでは往復運動(振動)に着目します。

詳しくいうと…

力学的エネルギーのさまざまなバリエーションを変奏する運動器のうち、周期運動器は、その運動エネルギーの発生・向きが一定タイミングで反復されるタイプの器械です。

反復の発生には、位置エネルギーや、圧電体に供給される電気エネルギーなどが利用されます。

 

 

種類

震える技術(振動の技術)

振動を利用する周期運動器として、振り子、メトロノーム、ブランコ、水晶振動子などがあります。

振動を起こすことで、時間や重力加速度の計測、演奏家や他器械への一定リズムの提供、といった役割を果たします。

 

 

 

・周期運動器は、力学的エネルギーの発生・向きが周期的に生じる器械だよ
 

さらに知りたいなら…

ファインマン物理学Ⅰ 力学(1986年)
(←画像クリックでAmazonサイトへ)

物理学の名著『ファインマン物理学』のうち、振り子に代表される重力や運動にかんする1冊です。

講義録というかたちで語りかける文体なので大変読みやすく、正味の内容は中学・高校レベルとはいえその深度は計り知れません。目次はこちらのサイトをご覧ください。

 

つまり…

周期運動器とは

 力学的エネルギーの発生・向きが周期的に働く器械

という技術要素・個体の総称なわけです。

 

冬空の中、体が震えるんじゃが、そんなわしの体も周期運動器になっておったのかのぅ?

歴史のツボっぽくいうと…

紀元前4世紀 古代ギリシャの哲学者アリストテレスが振り子について記述する。

16世紀   イタリアの物理学者ガリレオ・ガリレイが振り子の等時性を発見、

       晩年には振り子時計を設計する。

1657年頃   オランダの物理学者ホイヘンスが振り子時計を発明する。

1851年    フランスの物理学者レオン・フーコーが

       フーコーの振り子を用いて地球の自転運動を証明する。

 

 

<参考文献>(2019/02/11 visited)

周期運動(しゅうきうんどう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
精選版 日本国語大辞典 - 周期運動の用語解説 - 〘名〙 周期と呼ばれるある一定時間ごとに同一の状態が繰り返されるような運動。振子の周期運動など。
タイトルとURLをコピーしました