簡単にいうと…
化粧品とは
美容のために肌に塗布するもの
という自然加工物です。
詳しくいうと…
化粧の機能と目的
洗面台の棚にたくさんの化粧品の瓶が並んでいる……そんな光景は、いまや女性だけでなく男性のあいだでも珍しいことではなくなりました。
化粧品にはたくさんの種類がありますが、主な機能は以下の通りです:
・肌に水分、栄養分を与える(基礎化粧品)
・肌に着色させる(仕上げ化粧品)
この保水・着色によって、身体の見栄えを良くするのが化粧品を使う目的です。
化粧品の種類
化粧品には、主に以下の種類があります:
■基礎化粧品
…化粧落とし。多くの化粧品は油性であり水だけでは落とせないため用いられる薬品。
・洗顔料
…顔の油脂・皮脂を洗い落とす薬品。色素沈着の予防、角質を溶かす酵素を含むものもあり。
・乳液
…皮膚に水分・油分を与えて、水分の蒸発を防ぐ薬品。
・美容液
…保湿・美白成分を配合した薬品。
・クリーム
…保湿・皮膚保護成分を配合した薬品。
・ジェル
…上記のクリームと似たような機能をもつ、ジェル状の薬品。
・マスク/パック
…肌の新陳対処を促進する成分を含んだ薬品。
・サンスクリーン剤
…日焼け止め。酸化チタンなど紫外線を散乱、ないし吸収する成分を含む薬品。
■仕上げ化粧品
…肌色をしていて、しみ・しわ・ほくろ・毛穴などを覆い隠す塗布材。
・アイブロー
…眉の形を均整にするために、地肌の眉に書き足す塗布材。
・マスカラ
…まつげを濃く、長く、カールして見せる塗布材。
・アイライン
…目の周囲に線を描いてぱっちり見せる塗布材。
・口紅
…唇に着色して目立つように見せる塗布材。
・グロス
…唇に塗ってキラキラしてるように見せる塗布材。
・頬紅(チーク)
…頬にはたいて朱に染まっているように見せる塗布材。
・白粉(おしろい)
…顔全体にはたいて真っ白に見せる塗布材。
・マニキュア
…爪に塗って目立つように見せる塗布材。
以上のように化粧品は、肌をきれいに保ったり、着色したりして、身体とりわけ顔面の均整を保ち目立たせることで、周囲からの注目を集めやすくする薬品なのでした。
さらに知りたいなら…
つまり…
化粧品とは
美容のために肌に塗布するもの
という自然加工物なわけです。
たとえば、齢を経て刻まれた皺は、かっこいいと感じることだって出来ると思うんじゃ。
歴史のツボっぽくいうと…
- 紀元前1200年代絵画の中の化粧古代エジプトで、人々が目や唇に化粧をしている絵画が残される
ツタンカーメンの黄金のマスクでは、ラピスラズリを原料とするアイラインが目の周囲に描かれている
- 紀元2世紀クリームの開発ギリシャの医師ガレノスが、コールドクリームの原形を開発する
- 紀元16世紀頃白粉の流行中世ヨーロッパで、虚飾を罪と考えるキリスト教教会の権力が弱まった宗教革命の時期に、顔に蜜蝋を塗り、その上に白粉をはたくという化粧法が流行する
- 1899年無毒な白粉の開発白粉の原料として従来用いられてきた、有毒の鉛白や水銀に代わり、人体に無害な酸化亜鉛を用いた白粉が開発される
<参考文献>(2019/12/20 visited)