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└ドローン
この用語のポイント
簡単にいうと…
航空機とは
大気中を飛行する乗り物
という技術個体の総称です。
詳しくいうと…
地上で生活を送る人間にとって、空を飛ぶイメージには夢があります。
その夢が叶うには、空気より軽い気体の発見、次いで翼に働く揚力の発見が必要でした。
前者は軽航空機、後者は重航空機と呼ばれます。
まずは、重航空機からみてゆきましょう。続いて、軽航空機やその他の航空機について触れます。
重航空機
固定翼機
飛行機、超軽量動力機、グライダーなどがあります。
その名の通り、固定した翼を持ちます。この翼に風が当たることで生じる揚力(翼の高圧下部から低圧上部へ働く圧力差の力)によって、浮上することができます。
回転翼機
ヘリコプター、オートジャイロなどがあります。
その名の通り、回転する翼(ローター)によって、固定翼と同じく揚力を得て浮上します。
固定翼機との大きなちがいは、揚力を得るためにつねに前進する必要がなく、滞空できる点、また垂直離着陸が可能で滑走路を必要としない点が挙げられます。
軽航空機
飛行船や気球など、空気より比重の軽い気体によって浮力を得る乗り物です。
水素やヘリウム、あるいは熱された空気などが用いられます。
発明から300年少々とはいえ、航空機としては最も古い歴史を持ちます。
宇宙航空機
大気中だけでなく、宇宙空間でも推進する航空機です。
ロケット、宇宙船などがあります。
宇宙空間は無重力のため、浮力よりも推進力が重要視されます。このためロケットなどは、燃焼ガス流を噴射する際の反作用の力を利用して推進しています。
無人航空機
ドローン(無人航空機)とは、「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦により飛行させることができるもの(…)」(平成27年改正 航空法)と定義されています。
つまり、重航空機である飛行機やヘリコプター、軽航空機である飛行船を、飛行原理はそのままに人が乗れないようにして、無線操縦あるいは自律航行できるようにすれば、いまのところすべてドローンと呼ばれます。
とはいえ、民間用小型ドローンとしては、回転翼機が2019年現在のところ一般的です。
上記のように、空気より軽い気体を用いたり、翼に働く揚力を使って、浮力を得ることで、人類は空を移動媒体とすることができました。
いまこうしている間にも、何千何万もの航空機が世界中の空を、人や荷物を載せて移動しているのでした。
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つまり…
航空機とは
大気中を飛行する乗り物
という技術個体の総称です。
昨晩、夢のなかで、傘を広げて風の赴くままに漂っていたんじゃが、これは何という航空機にあたるのかのう?
歴史のツボっぽくいうと…
4世紀頃 中国で竹トンボについて記述した書物が書かれる。
10世紀頃 中国で、火槍や火箭(かせん)など、現在でいうロケット花火が使用される。
1505年頃 イギリスのレオナルド=ダ・ヴィンチが
『鳥の飛翔に関する手稿』でヘリコプターのスケッチを残す。
1901年 アメリカの技術者グスターヴ・ホワイトヘッドが
飛行機の有人飛行を成功させたといわれる。
1901年 ドイツの工学者ヘルマン・ガンズヴィントが
ヘリコプターによって15秒間の浮上を成功させる。
1903年 アメリカの自転車屋ライト兄弟が、飛行機の有人飛行を成功させる。
1903年 ロシア帝国の物理学者・数学者ツィオルコフスキーが、
1914年 アメリカの飛行機ベノイストXⅣが
タンパ湾両岸35kmを横断する初の定期旅客飛行便となる。
1915年 ドイツの飛行機フォッカーE.Ⅲが
プロペラ内面から機関銃を掃射する初の量産戦闘機となる。
1926年 アメリカのロバート・ゴタートが
はじめて液体燃料ロケットエンジンの飛行を成功させる。
1936年 ドイツの技術者ハリンリヒ・フォッケらが
安定飛行のできる初の量産型ヘリコプターの飛行に成功する。
1942年 ドイツが液体燃料ロケットエンジンを用いた
V2ロケットミサイルの発射に成功する。
宇宙空間へ到達したはじめての人工物体となる。
1944年 アメリカがドイツのミサイル発射施設向けの無人爆撃機BQ-7を開発試行する。
1947年 アメリカの飛行機ベルX-1が、ロケットエンジンを搭載して
飛行機として初めて音速を超える。
1949年 イギリスの飛行機コメットが世界初のジェット旅客機となる。
1958年 ソ連が液体燃料ロケットエンジンを用いた
スプートニクロケットの発射に成功する。
1987年 日本のヤマハ発動機社が、産業用無人ヘリを開発する。
1995年 アメリカで無人偵察機プレデターが配備、軍事作戦に投入される。
<参考文献>(2019/01/14 visited)