この用語のポイント
・小型の船舶だよ
簡単にいうと…
ボートとは
甲板を持たない小型の船舶
という技術個体です。
沖合を長距離走行する能力をもたないため、大型船舶に搭載されることもあります。
個人所有の船舶の多くはボートで、河川や湖沼、沿岸を走行しています。
和名では、短艇と呼ばれることもあります。
詳しくいうと…
ボートは、ほぼ甲板(水平に敷き詰められた床板デッキ)がない小型船舶です。
用途は幅広く、個人趣味から、漁業、釣り、救命、軍事、保安などさまざまです。
動力には、人力による手漕ぎボートの場合は、櫂(オール)を用います。
熱機関の場合は、ディーゼルエンジンorガソリンエンジンの動力でスクリュープロペラを回転させて推進するタイプが一般的です。そのほか、スクリュープロペラ周囲にノズル壁を設置して後方へ吐き出す水流の反作用で前進する、ウォータージェット推進のものもあります。
・ボートは、甲板を持たない小型の船舶だよ
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つまり…
ボートとは
甲板を持たない小型の船舶
という技術個体なわけです。
説明が手抜きじゃぞ!
歴史のツボっぽくいうと…
1858年 イギリスの技術者アイザム・K・ブルーネルが
スクリュープロペラを備えた外洋客船を製造する。
1861年 フランスの技術者ルノワールが
ガスタービンエンジン搭載のボートを製造する。
1886年 ドイツの技術者ゴットリープ・ダイムラーが
ガソリンエンジン搭載のボートを製造する。
<参考文献>(2019/01/06 visited)

ボート - Wikipedia

ボート(ぼーと)とは? 意味や使い方 - コトバンク
精選版 日本国語大辞典 - ボートの用語解説 - 〘名〙 (boat)① 動力を用いず、オールで水を掻いて進むかたちの西洋風の小舟。艦船に搭載し、荷物や人員の積みおろしや連絡などに用い、また、川や湖水に浮かべて競技や娯楽などに用いる型のものなど種々ある。※颶風新話(航海夜話)(1857)...

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