ロケットエンジン

親カテゴリ
関連用語
 製造物
 └運動の技術

  └原動機
   └熱機関(エンジン)
    └内燃機関
     └ロケットエンジン
      ├ 固体燃料ロケットエンジン
      ├ 液体燃料ロケットエンジン
      ├ ハイブリッドロケットエンジン
      └イオンエンジン
スポンサーリンク
スポンサーリンク

この用語のポイント

ロケットやミサイルを推進するエンジンの総称だよ

簡単にいうと…

ロケットエンジンとは

 燃焼ガスなどの後方噴射による反作用の力を推進力として得る

エンジンの総称です。

ロケットやミサイルの推進機関として広く用いられています。

詳しくいうと…

ここにがあるとします。手で思い切り押してみましょう。

すると、壁はびくともしませんが、押した手と体のほうが、壁から離れる方向へと反作用の力を受けます。この反作用の力が、ロケットエンジンの推進する仕組みです。

右図のように、燃焼ガス流などを地面へ思い切り吹き付けることで、その反動として、ロケットやミサイルは空を飛ぶことができています。

 

ちなみに、ロケット花火も同一原理で真夏の夜空を飛んでいます。

ロケットエンジンの種類

そんな反作用の力を利用するロケットエンジンには、

以下の種類があります:

 

燃焼を利用するタイプ:

 ①固体燃料をつかうもの →固体燃料ロケットエンジン

 ②液体燃料をつかうもの →液体燃料ロケットエンジン

 ③上記①②を両方つかうもの →ハイブリッドロケットエンジン

電気を利用するタイプ:

 ④イオンをつかうもの  →イオンエンジン

 

 
ちなみに、②液体燃料ロケットエンジンが、ロケットの推進機関としては
現在もっとも広く用いられています。

 

・ロケットエンジンは、燃焼ガスなどを後方噴射させて反作用の力を受けることで推進力を得るタイプのエンジンの総称だよ
・主に、燃焼ガスを噴射するタイプと、電子を噴射するタイプがあるよ
・ロケットの推進機関としては、このうち、液体燃料ロケットエンジンが広く用いられているよ
 

さらに知りたいなら…

ロケットの科学(2019年)
(←画像クリックでAmazonサイトへ)

ロケットの構造と推進する仕組みにはじまり、この半世紀間に開発されてきたロケットたちの歴史を豊富な写真つきで解説する新書です。

見ているだけでも楽しくなりそうですね。

 

つまり…

ロケットエンジンとは

 燃焼ガスや電子などを後方噴射させて反作用の力を受けることで推進力を得るエンジン

の総称というわけです。

 

ロケットやミサイルなんかの巨体を吹き飛ばすほどの威力、たいしたものじゃな!

歴史のツボっぽくいうと…

10世紀頃 中国で、火槍や火箭(かせん)など、現在でいうロケット花火が使用される。

1903年 ロシア帝国の物理学者・数学者ツィオルコフスキーが、

     液体燃料ロケットエンジンを構想する論文を発表する。

1926年 アメリカのロバート・ゴタートが

     はじめて液体燃料ロケットエンジンの飛行を成功させる。

1942年 ドイツが液体燃料ロケットエンジンを用いた

     V2ロケットミサイルの発射に成功する。

     宇宙空間へ到達したはじめての人工物体となる。

1958年 ソ連が液体燃料ロケットエンジンを用いた

     スプートニクロケットの発射に成功する。

 

<参考文献>(2018/09/15 visited)

ロケットエンジン - Wikipedia

 

タイトルとURLをコピーしました