この用語のポイント
・弾力などを利用して石などを投擲するよ
簡単にいうと…
投石機とは
弾力などを利用して石などを投擲する器械兵器
という技術要素です。
カタパルトとも呼ばれ、遠くの人馬や城壁の破壊目的に用いられます。
人力や錘の重量を利用して投擲する投石機もありますが、ここではロープの弾力を利用する投石機を紹介します。
詳しくいうと…
投石機は、その名の通り石などを遠くへ飛ばして攻撃・威嚇する古代兵器です。
投擲物には石のほかに、火薬(着弾時の燃焼狙い)や動物の死骸(敵陣の感染症拡大狙い)、第一次世界大戦では手りゅう弾が放り投げられました。
構造と仕組み
弾性を用いるタイプの投石機は、動物の腱などで作られたロープをねじることで、投擲運動の牽引力を得ています。
ねじりの中心に差し込まれた腕木の先端には、投擲物がセットされるスリング(投石具)やバスケット(かご)が付いてます。
腕木の留め具が外され、ギチギチにねじられていたロープの弾性エネルギーが解放されると、腕木がものすごい勢いで飛び出し、投擲物が放り投げられます。
投擲物は放物線を描きながら、大型の投石機なら数百m先まで飛んでゆきます。その威力は城壁を破壊するほどです。
以上のように投石機は、戦争時、弾力などを利用して石などを放り投げる、古代以来の器械兵器なのです。
・投石機は、腱製ロープの弾力などを利用して、石などを放り投げる兵器だよ
・ほかにも、梃子の原理+人力・錘(おもり)の重量を投擲原理にするタイプもあるよ。
さらに知りたいなら…
つまり…
投石機とは
弾力などを利用して石などを投擲する器械兵器
という技術要素なわけです。
ここで見たロープの弾力を用いた投石機は、オナガーやマンゴネル、錘を用いた投石機はトレビュシェットと呼ばれておるよ。
歴史のツボっぽくいうと…
紀元前5~4世紀 古代中国やヨーロッパで投石機が使用されはじめる。
<参考文献>(2019/02/02 visited)
カタパルト (投石機) - Wikipedia
オナガー (投石機) - Wikipedia
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