簡単にいうと…
石油プラットフォームとは
海底深くの油田・ガス田を掘削・精製する設備を収容した海洋構造物
という構築物です。
石油リグ(装具)とも呼ばれます。
詳しくいうと…
石油プラットフォームの種類
石油プラットフォームには、その構造や用途に応じて
主に以下の種類があります:
・固定式プラットフォーム
・コンプライアント・タワー
・半潜水式プラットフォーム
・甲板昇降式プラットフォーム
・ドリルシップ式
・浮体式生産貯蔵積出設備
・緊張係留式プラットフォーム
・スパー
以下では、このうち半潜水式プラットフォームを例に説明します。
石油プラットフォームの構造
石油プラットフォームは、海上に浮かぶ巨大な構造物です。
コラム(柱)内のバラストタンク(調節可能な重し)によって浮力を得て、洋上をぷかぷか浮きます。
コラム同士はブレースと呼ばれる補強材によって固定されており、また錨用ワイヤーと接続されることで波に流されずに一か所に留まります。
甲板上には、掘削や石油精製用のクレーンやポンプなど、たくさんの設備が設置されます。
こうして石油プラットフォームは、本来なら地上に設置する石油・天然ガスの掘削・精製設備をまるごと海上に持ってきて、海底資源を地上へ抽出する役割を担っています。
それによって、わたしたちの走らせる自動車や火力発電所の燃料として、またナイロンやポリエステルの原料として、多方面に生活基盤源を提供する石油・天然ガスを、今日も掘削・精製しつづけてくれているのでした。
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つまり…
石油プラットフォームとは
海底深くの油田・ガス田を掘削・精製する設備を収容した海洋構造物
という構築物なわけです。
歴史のツボっぽくいうと…
- 1938年世界初の海上石油プラットフォームアメリカのスペリオル石油会社が、メキシコ湾岸の油田上に世界初の石油プラットフォームを建設する
- 1942~1943年海上要塞の建造第二次世界大戦中、イギリスの陸軍・海軍が、テムズ川・マージ―川河口に、海上要塞「マンセル要塞」を建造、その後の石油プラットフォームの構造に影響を与える
<参考文献>(2019/11/09 visited)