簡単にいうと…
橋とは
という構築物です。
橋梁とも呼ばれます。
詳しくいうと…
橋の構造
今日の橋は、だいたい右図のような構造をしています。
まず両岸に橋台–ベタ基礎/杭基礎を敷き、両岸の間に橋脚–ケーソン基礎を立てて、それぞれの上に橋桁(道路・鉄道路線)を乗せます。
とりわけ、橋台や橋脚の上には支承(ししょう)と呼ばれる接合パーツがあり、橋桁からの荷重を吸収する働きがあります。
橋の種類と荷重
最も簡易な桁橋(けたばし)では、橋桁自体やその上を走る自動車などの荷重は、橋台や橋脚が受け止めます。
この際、橋桁(主桁)には圧縮力と引張力が働くため、長い橋になればなるほど壊れないよう分厚くなります。
次に、トラス桁橋では、この圧縮力と引張力がトラス構造(三角形の構造部材の集合体)全体に分散することで、通常の桁橋より高い強度を保つことができます。
最後の例として、アーチ橋では、アーチリブが下から支えることで、荷重や圧縮力・引張力を分散させることができます。
渓谷など、橋脚を立てることが困難な場所で採用されることがあります。
上記のほか、ラーメン橋、吊り橋、斜張橋など、強度を保つさまざまな構造の橋が造られてきました。
以上のように橋は、その荷重や圧縮力・引張力を支える丈夫な構造や素材で造られており、今日も私たちの歩行路や、自動車や電車の道を支えてくれているわけでした。
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つまり…
橋とは
川や谷などを跨ぐ道路や鉄道路線
という構築物なわけです。
大きな河川の向こう岸に行きたい場合、昔は渡し舟が一般的じゃった。しかし、車や鉄道が現れると、そのままでは河川に遮られて都市全体の交通量や交通ルートが制限されてしまう。大きくて長い橋の構造・素材研究が進むことで、いまあるような交通量や交通ルートが確保できているんじゃ。
歴史のツボっぽくいうと…
- 紀元前4000年頃石造アーチ橋の建造古代メソポタミア文明で石造のアーチ橋が架けられる
- 紀元前2200年頃レンガ橋の建造古代都市バビロンでユーフラテス川に全長200mのレンガ橋が架けられる
- 紀元前1900年頃古代ローマ帝国の水道橋古代ローマ帝国の各地で、水道を通すための橋が建造される
<参考文献>(2019/10/27 visited)