ドローン

技術個体
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この用語のポイント

・無人の航空機だよ

簡単にいうと…

ドローンとは

 無人の航空機

という技術個体です。UAV (Unmanned Aerial Vehicle)とも呼ばれます。

浮上方式は(飛行機のような)固定翼を持つものから、(ヘリコプターのような)回転翼を持つものまで様々です。

軍事用・民間用に応じて形状や仕組みは異なります。

ここでは民間用のドローンについて説明します。

 

詳しくいうと…

2010年代以降、バッテリーやセンサー類など電子機器の小型化・低価格化に伴い、ドローンが広く民間向けに普及しはじめました。

それまでのラジコンヘリコプターの延長線にある物のように感じますが、GPSや加速度センサー、電子コンパス等の利用により、人間による手動操縦を介さなくてもある程度自律的に航行可能な点が特徴です。

また、高い安定性と出力により、ホバリング(空中に留まること)することで荷物を保持して航行することができる点も、それまでのラジコンヘリコプターと異なる点です。

 

浮上

ドローンの多くは4枚の回転翼を備えています。

ヘリコプターと同様に、回転することでブレード上部に低圧部分が生じることで、揚力が生まれ、浮上します。

また、4枚の回転翼の回転方向をそれぞれ異ならせることにより、回転に付随して機体に生じる捻じりの力(トルク)を相殺しています。

 

用途

一般的なドローンは、3~6kgの荷物を運ぶことができます。

産業用・輸送用に数十kgの荷物も運べるドローンが開発中です。

 

 

 

 

 

たとえば以下のような使い方があります:

・通販の荷物を配送拠点から自宅の庭先へと届けてくれる

カメラを装着して上空動画を撮影(報道ヘリの代替など)。また、梁など高さのある構造物を撮影して亀裂を発見し、画像解析ソフトで自動診断する

・進路コースをGPSと連動させて登録しておき、畑に種子や農薬を散布する

電線を張り替える

などなど。

 

 

上記のように、最近登場した民間用ドローンは、空中を介して作業用・輸送用・撮影用など幅広い用途で今後も普及してゆく技術個体です。

 

・ドローンには、軍事用と民間用があるよ
・民間用ドローンは、複数の回転翼で揚力を得て浮上するよ
・ホバリングして滞空できるため、作業用・輸送用・撮影用などに利用可能だよ
 

さらに知りたいなら…

ドローンの教科書 標準テキスト(2016年)
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ドローン検定3級・4級の公式テキストです。

ドローンを飛行させるのに必須知識がイラスト付きで説明されているので、ドローン操縦に興味のある方は1冊買っておくのはいかがでしょうか?

 

つまり…

ドローンとは

 無人で、ある程度自律航行ができ、民間向けとしては作業・輸送・撮影などの用途で役立つ航空機

という技術個体です。

 

そのうち、街中にドローンが飛び交うようになるかものう。ちょうど、自動車や電線が街の風景を一変させたのと似ておるの。つまり、そのくらい社会生活にインパクトのある技術個体じゃということか。

歴史のツボっぽくいうと…

1944年 アメリカがドイツのミサイル発射施設向けの無人爆撃機BQ-7を開発試行する。

1987年 日本のヤマハ発動機社が、産業用無人ヘリを開発する。

1995年 アメリカで無人偵察機プレデターが配備、軍事作戦に投入される。

 

 

<参考文献>(2019/01/14 visited)

無人航空機 - Wikipedia
【ドローンの飛行原理】なぜ360度自由自在に飛行することができるか解説|ドローンウォーカー
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ドローンで輸送できる重量は何kg?今後の展望や世界各国の状況も併せてご紹介 | ドローンスクールナビ
ドローン(無人航空機)の歴史 | ピントル
近年急速に発達・普及しているドローン。軍事利用はもちろん、危険な場所や高所からの空撮や、物品の輸送、農薬散布など多くの場面で活躍しており、今後のさらなる活躍に期待されています。最近開発されたような印象が強いドローンですが、実は70年以上前に開発されていたのはご存知ですか?ドローンの歴史についてご紹介します。