#2020/09/17 縦割りが生じるくらい、『行政機関』はたくさん分かれていたりします。

車両

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この用語のポイント

・陸上を車輪の回転などで移動するよ

簡単にいうと…

車両とは

 陸上の舗装路・軌道上を、車輪の回転などによって走行する乗り物

という技術個体の総称です。

英語だとvehicleと呼ばれます。

詳しくいうと…

紀元前4千年ほど前、土器づくりに便利だった轆轤(ろくろ)が、作業場を離れて路上に姿を現しました。

複数のこの円盤を軸でつなぎ、上に板を乗せると、荷物がすいすいと運搬できるのです。

以来、この6千年間、人類が利用してきた輸送機械のうち多くが車輪を備えるようになり、原動機も搭載されてゆきます。そのような輸送機械は車両と呼ばれるようになりました。

 

車両にはたくさんのバリエーションがあります。

ひとつには、それが舗装路上を走るか、軌道上を走るかという走行場所のちがい。

もうひとつは、走行させる動力のちがいです。

このことを表にまとめると下記のようになります:

動力/走行場所@舗装路@軌道ロープ
ー人力

荷車、人力車、リヤカー、自転車

 
ー畜力馬車、牛車馬車鉄道 
外燃機関蒸気自動車蒸気機関車 
内燃機関ガソリン自動車、ディーゼル自動車、バイク内燃機関車、気動車 
電動機電気自動車

電気機関車、電車リニアモーターカー

ロープウェイ

ゴンドラリフト

上記表から見てとれるように、

@舗装路を走る車両は自動車軽車両

@軌道を走る車両は鉄道、@ロープによって移動する車両は索道と呼ばれます。

 

自動車

自動車は、舗装路を走る車両です(舗装路と書いたのは、舗装されていない地面だと、ガタゴトしすぎて走行困難なため)。

一般向けの乗用車、貨物自動車(トラック)、バス、バイクなどが該当します。

特殊用途向けには、農業車両(ex.コンバイン)、産業車両(ex.フォークリフト)、建設車両(ex.ショベルカー)、軍事車両(ex.戦車)などがあります。

 

軽車両

軽車両は、原動機をもたず、人力・畜力で走行する車輪付き輸送機です。

自転車、人力車、荷車、馬車などがあります。

 

鉄道

鉄道は、軌道(レールやロープ)に沿って走行する車両です。

軌道以外にも、駅や架線など付帯設備・施設が必要になるため、公共向けです。機関車、電車(電気モーター搭載)、気動車(ディーゼルエンジンなど搭載)、リニアモーターカーなどが該当します。

 

索道

索道とは、ロープによって移動する乗り物です。

ロープウェイ、ゴンドラリフトなどがあります。

 

 

以上のように車両は、太古の昔から車輪とともに、物資やわたしたち人間自身をできるだけ速く、快適に移動させるよう、多くのバリエーションを伴って役立ってきたのでした。

 

 

・車両は、陸上(舗装路・軌道)を車輪の回転などで移動するよ
・自動車は舗装路の上を、鉄道は軌道に沿って、それぞれ走るよ
 

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つまり…

車両とは

 陸上の舗装路・軌道上を、車輪の回転などによって走行する乗り物

という技術個体の総称なわけです。

 

原動機が進化しても、車輪が回るという基本原理は変わらんのじゃから、起源となるその太古の発想には恐れ入るばかりじゃ。

歴史のツボっぽくいうと…

1769年 フランスの軍事技術者ニコラ=ジョゼフ・キュニョーが

     大砲牽引用の蒸気エンジン式三輪自動車を開発する。

1802年 イギリスの技術者リチャード・トレビシックが

     蒸気エンジンを台車に搭載した蒸気機関車を開発する。

1814年 イギリスの技術者ジョージ・スティーブンソンが

     石炭輸送用の実用的な蒸気機関車を開発する。

1830年代 スコットランドの発明家ロバート・アンダーソンが

      電気自動車を開発する。

1837年 イギリスのロバート・デビットソンが

     ガルバーニ電池を搭載した電気機関車を開発する。

1865年 イギリスで赤旗法が成立。当時普及しつつあった蒸気自動車が、

     道路を傷め馬を驚かせると敵視され、

     走行時に赤い旗を持った人物が先導するよう義務化される。

1879年 ドイツのヴェルナー・フォン・ジーメンスが

     実用的な電気機関車を開発する。

1879年 ドイツの工学者ジーメンスが、工業博覧会で電気機関車を披露する。

1881年 ドイツ・ベルリンで路面電車が開業する。

1885年 ドイツのゴットリープ・ダイムラーとカール・ベンツが

     それぞれ独自にガソリンエンジン式自動車を開発する。

1887年 フランスの技術者レオン・セルポレーが蒸気エンジン式気動車を開発する。

1895年 日本・京都で、琵琶湖疎水にある蹴上発電所の電力を用いた電車が開業する。

1908年 アメリカのフォード車が、大量生産方式により安価となったガソリン自動車、

     フォード・T型を販売。自動車の大衆普及のさきがけとなる。

20世紀  世界各地でモータリゼーションが起こり、自動車が生活必需品になる。

1911年 イギリスのエミール・バチェレットが

     磁気浮上リニアモーターに関する特許を取得する。

1921年 日本でガソリンエンジン式気動車が営業開始される。

1924年 ロシア鉄道向けにディーゼル機関車が開発される。

1934年 イギリスのGreat Western鉄道がディーゼルエンジン式気動車を導入する。

1934年 ドイツの技術者ヘルマン・ケンペルが磁気浮上鉄道に関する特許を取得する。

1936年 イタリアで長距離高速列車が製造される。

1940年代~1970年代 イギリスの工学者エリック・レイスウェイトが

           リニアモーターの研究開発を行なう。

1970年代 スイスでカーシェアリングが行なわれる。

1971年 ドイツのメッサ―シュミット・ベルコウ・ブローム社が

     初の有人磁気浮上鉄道を開発する。

 

 

<参考文献>(2019/01/04 visited)

軽車両 - Wikipedia
軽車両 - Wikipedia
Mode of transport - Wikipedia
車輪 - Wikipedia
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