#2020/09/17 縦割りが生じるくらい、『行政機関』はたくさん分かれていたりします。

有機素材

親カテゴリ
スポンサーリンク
スポンサーリンク

簡単にいうと…

有機素材とは

 有機物を主要な構成要素とする固体状の素材

という自然加工物です。

詳しくいうと…

有機素材とは、主に有機物から構成される素材を指します。

有機物とは複雑な分子構造を伴う物質のことで、素材について言うと多くの場合、生物界に存在する植物動物の構成物質のことです。また、原油などの化石燃料も、元は生物の死骸と考えればこの有機物に該当します。

これらの複雑な物質は、それぞれの分子構造に応じてさまざまな機能を発揮しています。あるものは柔軟で丈夫だったり、あるいものはかぐわしい香りやまばゆい色を備えたり、またあるものは病気を癒す医薬品になったりします。

こうした有機物の機能のうち、ホモ・サピエンスにとって役に立つ性質を際立たせるために特定の有機物を剥ぎ取ったり、加工したりして出来るのが、有機素材です。

有機素材の種類

代表的な有機素材をピックアップしてみます。

・植物材

樹脂

繊維

・皮革

・羽毛

・液晶

 

植物材

植物材は、樹木や草をそのまま伐採・採取して利用される素材です。

住宅建築などに用いられる木材工芸品などに用いられる竹材のほか、屋根に用いられる葦(あし)材、籠や椅子などに用いられる籐(とう)材など、たくさんの種類があります。

樹脂

樹脂は、樹皮から分泌される樹液が固まった物質、およびそれらと性質の似通った物質の総称です。ものによっていろんな性質を含むため、多様な用途に用いられます。

天然樹脂としては松脂(まつやに)天然ゴム乳香などがあります。

合成樹脂としてはポリウレタンポリエチレンポリ塩化ビニルなどがあります。

 

樹脂
樹皮から分泌される樹液が固まった物質、またそれらと性質の似通った物質のことだよ

繊維

繊維は、細くて柔軟な紐状素材です。

紐として、布として、あるいは紙やロープとして用いられます。

天然繊維としては綿羊毛(ウール)が、化学繊維としてはナイロンなどの合成繊維やガラス繊維などがあります。

 

繊維
細くて柔軟な紐状素材だよ

皮革

皮革は、なめした動物の皮膚、あるいはそれに似せて作られた硬い布状物質です。

天然皮革(本革)としては牛や馬の皮膚が、合成皮革としては天然布地の上に合成樹脂を塗布したものが用いられます。

羽毛

羽毛は、鳥類の羽根や毛のことです。保温性に優れており、羽毛布団やダウンジャケットなどの中に入れる詰め物として用いられます。

液晶

液晶とは、固体と液体どちらの性質も示す物質の状態のことで、主に有機化合物から構成されています。固体のように構成分子の方向はそろっていても、液体のように固定的な全体構造が欠如している物質です。ディスプレイなどに利用されています。

 

 

以上のように有機素材は、多様な機能を担いながら、今日もわたしたちの物質生活を根底から支えてくれているのでした。

 

・有機素材とは、有機物を主要な構成要素とする固体状の素材だよ
・植物や動物から採取されたり、それらから化学的に合成された物質だよ
 

さらに知りたいなら…

加工材料の知識がやさしくわかる本(2013年)
(←画像クリックでAmazonサイトへ)

何か物を作る際に、どんな種類の材料を選んだらよいのか、という材料選定に関する1冊です。

製造業に携わる方向けになります。
目次はこちらのサイトをご覧ください。

 

つまり…

有機素材とは

 有機物を主要な構成要素とする固体状の素材

という自然加工物なわけです。

 

有機物は、炭素の共有結合を特徴としておって、他分子との結合の容易さから、複雑な分子構造をとりやすい。細菌や植物、われわれ動物の個々の器官も、有機化合物なんじゃ。いうなれば、わしらの体は化学的な実験工房であり、その成果じゃのぅ。

歴史のツボっぽくいうと…

  • 8000年前~6500年前頃
    織物の発明
    西南アジアやエジプトで、麻や綿などの植物繊維を用いた織物が発明される

  • 5000年前頃
    毛織物の発明
    メソポタミア地方で、羊毛を用いた毛織物が発明される

  • 4000年前頃
    絹織物の発明
    中国で、蚕の分泌物である絹を用いた絹織物が発明される

  • 紀元前40世紀頃
    乳香の利用
    エジプトの墳墓で、香料として用いられる乳香(ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から取れる樹脂)が発見される

  • 紀元前15~13世紀頃
    没薬の記述
    旧約聖書『出エジプト記』に、聖書を清めるための香の調合材として、没薬(ムクロジ目カンラン科コンミフォラ属の樹木から取れる樹脂)が記述される

  • 1835年
    合成樹脂の発見
    ドイツの化学者ユストゥス・フォン・リービッヒとアンリ・ヴィクトル・ルニョーが、有機物の一種で単量体(モノマー)である塩化ビニルを発見する

  • 1870年
    合成樹脂の商業化
    アメリカの発明家ジョン・ウェズリー・ハイアットが、象牙に代わるビリヤード球の原料として、合成樹脂の一種であるセルロイドを実用化する

  • 1935年
    化学繊維の発明
    アメリカの化学者ウォーレス・カロザースが、世界初の合成繊維であるナイロンを発明する

 

タイトルとURLをコピーしました