ロケット

技術個体
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この用語のポイント

・燃焼ガスの噴射の反作用で上昇・飛行する航空機だよ

簡単にいうと…

ロケットとは

 燃焼ガスなどの後方噴射による反作用の力を推進力として浮上する航空機

という技術個体です。

詳しくいうと…

世界各地でロケット発射のニュースが取りざたされています。

これほど注目される理由のひとつは、ロケット開発を含む宇宙探査が、かつての大航海時代の新大陸のような、新しいエネルギー資源・居住地をもたらす可能性があるためです。

また、打ち上げられた人工衛星は、位置情報通信や長距離通信のインフラとして、国家にとって重要なインフラとなります。

そんなロケットが打ちあがる仕組みについてみてみましょう。

 

構造と仕組み

ロケットの推進燃料には、固体燃料ないし液体燃料を用いられます。

左図は、シンプルな固体燃料ロケットの模式図です。

人工衛星や探査機などの荷物(ペイロード)が、頭のてっぺんに載せられており、それ以外の下部はすべて推進部です。

 

 

点火装置が固体燃料に火をつけると、激しい燃焼によって、最下部のノズルから爆炎が吹きあがります。

ロケットは、この下方向への燃焼の勢いによる、反作用の力で、上方向へと浮き上がることができます。

 

 

 

 

多段式ロケット

ロケットのなかには、小さなロケットが複数くっついているタイプもあります。

浮上時、これらの小ロケットの推進剤がなくなると、余分な荷物となるため、飛行途中で切り離されます。

このような方式を多段式ロケットと呼びます。

 

 

 

 

 

上記のようにして、ロケットは浮かびあがり、探査機や人工衛星を載せて宇宙を旅するわけです。

 

 

・ロケットは、燃焼ガスの噴射の反作用で上昇・飛行する航空機だよ
 

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つまり…

ロケットとは

 燃焼ガスなどの後方噴射による反作用の力を推進力として浮上する航空機

という技術個体なわけです。

 

進路のコントロールは、遠隔電子制御+燃焼量制御かのぅ?

歴史のツボっぽくいうと…

10世紀頃 中国で、火槍や火箭(かせん)など、現在でいうロケット花火が使用される。

1903年 ロシア帝国の物理学者・数学者ツィオルコフスキーが、

     液体燃料ロケットエンジンを構想する論文を発表する。

1926年 アメリカのロバート・ゴタートが

     はじめて液体燃料ロケットエンジンの飛行を成功させる。

1942年 ドイツが液体燃料ロケットエンジンを用いた

     V2ロケットミサイルの発射に成功する。

     宇宙空間へ到達したはじめての人工物体となる。

1958年 ソ連が液体燃料ロケットエンジンを用いた

     スプートニクロケットの発射に成功する。

 

 

<参考文献>(2019/01/14 visited)

ロケット - Wikipedia