#2020/09/17 縦割りが生じるくらい、『行政機関』はたくさん分かれていたりします。

生産された技術(テクノロジー)

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簡単にいうと…

生産された技術とは

 テクノロジー、つまり自然法則のもとで、生物とりわけホモ・サピエンスによって考案・制作され、ホモ・サピエンス自身の行動・思考体系と連接される、物質的ないし論理的なメカニズム

というホモ・サピエンスの技術です。

生産され”る”、ではなく、生産され”た”、と過去形なのは、考案・制作された後でしか当のメカニズムをわたしたちが認識できないためです(現在形で把握できるのは、あくまで、現に発明される余地があるところの潜在性の次元においてです)。

詳しくいうと…

メカニズムを纏うホモ・サピエンス

朝、前日にセットしておいた目覚まし時計の音で起床して、カレンダーで今日が休日であることを再確認します。エアコンをつけ、湯沸かし器のボタンを押して、カップにコーヒーを注ぎ、パソコンを起動させてネット経由のBGM音楽を流します。

こんな、わたしたちの何気ない朝の場面にも、多くのメカニズムの関係していることがわかります。時計と暦による現在の把握、エアコンの冷媒循環、湯沸かし器の電熱、カップの結晶構造と耐圧硬度、パソコンOSの働きやLANケーブルを流れる電子信号、同じ電子信号を音響エネルギーへ変換させるスピーカー、それに、そもそも風雨から身を守ってくれる家の構造……

 

わたしたちホモ・サピエンスは、一般に、これらのメカニズム(仕組み)を発明しつつ、その使用を通して同じメカニズムの系に、自身の物理的-生物的-心理的-社会的な系を、そのたびごとに連結させ連動させてきました。

ボタンを押す指の運動エネルギー-リモコン-エアコンの冷凍サイクルが織りなす系、眼球の視覚系-WebサイトのHTML構造とが織りなす系、ドアの取っ手-”掴んでみよう”と思うことの系、日常の生活行動-家族という社会機関の系、などがそれです。

 

振り返れば、これらメカニズムと関係するわたしたち自身も、ある種の仕組みから成り立っています。宇宙における自然法則下で、哺乳動物であるホモ属の生物諸器官を利用して、21世紀のホモ・サピエンスの心性にもとづく行動体系(知覚-解釈-反応系)でもって、日々生活しているわけなので、わたしたち自身がひとつの(あるいは複数の)系の束だということに疑いの余地はありません。

そんな系の束であるわたしたちが、道具や機械や社会機関のメカニズムという新たな系を身に纏って、みずからの系の束をまたひとつ増やしてきたのが、人類史のひとつの側面だといえるでしょう。

 

メカニズムとは?

ここで、この「メカニズム(mechanism)」という系について掘り下げて考えてみましょう。ふだん「メカニズム」とわたしたちが言うとき、そこには、たとえば以下の含意が含まれています:

 ・人間によって意図的に考案・制作された仕組み

  とりわけ非意図的な自然法則や生物の仕組み(organism)と対比される

 

 ・その仕組みの中は整合性があり、自然法則や論理法則と無矛盾である

  とりわけ科学知識が前提とされ、それら専門的な知識が活用されている

 

 ・その仕組みを満たす要素は、物質/エネルギー/心的観念の如何を問わない

  とりわけ物質を材料にされることが多く、一定の可視的形態を備えている

 

 ・その仕組みは、仕組みが利用される上位の系において何かの機能を果たす

  とりわけ人間生活において何かの役に立つ

 

上記の特徴のいずれもが、メカニズムという系にとって重要な論点をはらんでいます。

ところで、このような「メカニズム」の特徴は、そのまま「テクノロジー」の定義としても転用可能です。

テクノロジーの場合だと、より技術というニュアンスが前面に出ており、高度な機械・プログラムといった科学的応用の特徴もより強くなります。それと同時に、人間生活を補強してきたという文脈や、このまま人類をどこへ連れてゆくのだろうかという不安視の文脈でも語られることが多いです。

 

テクノロジーの条件

それでは、今度はこの「テクノロジー」という言葉を使って、これまで生み出されてきたテクノロジーの境界条件を探ってゆきましょう。

おおきくわけて、下記の観点が挙げられます:

 ・知覚可能性

 ・整合性

 ・操作可能性

 ・制作可能性

 ・意義性

一つひとつ見てゆきましょう:

知覚可能性

まず、当たり前ですが、そのテクノロジーの系の少なくとも一部は、人間にとって知覚できるものでなくてはなりません。

たとえば電波、磁場、超音波といった一部の波は、人間の眼や耳の知覚範囲外になってしまいますが、測定計器を用いれば見えるようになり、人間の系と接合可能になります。ここからアンテナや磁石、超音波検査機などの技術が開発されてきました。

この意味では、見えない電気信号を人間にとって理解可能にしてくれるコンピュータも、ある種の測定計器と見なせなくもないですね。

 

整合性

 物質的整合性

あらゆる物質はそれを構成する分子の結晶構造を持つため、ある物質と他の物質をくっつけたり混ぜたりする際に、分子構造同士の相性が問題になります。

たとえば木工用の接着剤を金属同士の接合に用いても接着効果は望めないでしょう。これは、接着剤や金属それぞれを構成する分子構造の相性が良かったり悪かったりするためです。

ほかにも薬品の調合やコンクリートの混淆なども同様で、化学や材料工学がこの分野に詳しいです。

 エネルギー的整合性

たとえば機械は、エネルギー同士が噛み合うことがなければ良い機械とは呼べません。噛み合わない歯車は運動エネルギーを上手に伝達しておらず、エンジン内部で隙間の空いたピストンシリンダーは上手に熱エネルギーを運動エネルギーへ変換してくれません。

テクノロジーは、できるだけロスの少ないエネルギーの流れを考えてやる必要があり、ここからたとえば、太陽光パネルによって燦燦と降り注ぐ太陽光をキャッチして利用したり、工場の排熱を熱電変換素子によって電気へ変換してあげる、という工夫も生じています。

 論理的整合性

プログラムは、一連の論理展開によって実装されています。

もし「if(CountNumber > 0)」とコーディングすべきところを「>」ではなく「>=」(≧のこと)と書いてしまったが最後、CountNumber = 0の場合に意図しない不具合を引き起こすことになってしまい、画面にエラーのポップアップが表示されてしまいます。

あるいは、建築物の構造設計時に計算ミスしていると地震が来た時に崩落のリスクがあったり、コンピュータの排熱設計時にファンへ積もるホコリの存在を無視して高熱になり故障するリスクがあったりします。

設計時は数式を用いることが多いですが、このように、できるだけ現実に生じる事象を正確に計算へと反映させ、そうして計算される論理の系を、現実の系と同期させてあげる必要があります。

この「現実の系を論理の系へ反映させる」のが難しいのが、気象予測や地震予測、地球温暖化の影響予測といった「地理学・天文学の計算」、あるいは空気や水の流れといった「流体の計算」などです。これらの計算にはしばしばスーパーコンピュータ級の処理性能が求められます。
 社会的整合性

テクノロジーは、社会のルールとも折り合いをつけてゆかなくてはなりません。

もっとも一般的なのは国際標準化機関の定めるルールで、まともに市場へ投入しようと思えば国際標準の技術仕様に従っている必要があります。

また、銃火器や原子力の技術を開発するとき、生物クローン技術を研究するとき、社会倫理の制約がつねに付きまとうことになります。

あるいは、医薬品肥料をせっかく開発しても、行政機関から認可が下りなかったら販売できません。

上記のようなルールは、多分に政治的な駆け引きも絡みますが、ともあれ、社会体が納得のゆくテクノロジーでなければいけないということです。

 

操作可能性

 身体との整合性

ハンマーや自転車といった道具が、人間身体のサイズ・形状を考慮して設計されているように、使用者である人間身体の存在は、テクノロジーの設計において不可欠です。

たとえ大型の器械や機械、たとえば投石器や船舶であっても、人間が使用する以上、必ず人間の操作可能な操作部が必要になります(解放トリガーのピン、操舵ハンドルなど)。

 思考との整合性

身体だけでなく思考についても同様です。

電車飛行機において緊急ブレーキのハンドルはとっさのときでも認知できる赤色などにすべきですし、コンピュータソフト画面では、ふだん右利きのひとが多いため、固定機能ボタンは画面左カラムに、頻繁に操作するボタンは画面右カラムに配置されることが多いです(これが、左利きのひとにとっても良い配置かはともあれ)。

これら人間の認知構造について熟慮されたユーザーインターフェースは、テクノロジーを人間にとって操作しやすいものにしてくれます。

 

制作可能性

 経済的な持続可能性

せっかく良いテクノロジーのアイデアが浮かんでも、お財布に見合わなければ破産してしまいます。

このため、金融機関から融資を受ける、採算が取れる機能かを市場調査する、などの事前考慮が、開発前には必要になります。

テクノロジーの系は経済の系というゆりかごから生まれる、というのもある意味では真実です。

採算性とはすこしちがう話題ですが、20世紀末の日本で販売された家庭用ゲーム機のことが頭をよぎります。たとえばセガの出したドリームキャストは、早くもネット接続してオンラインゲームが可能でしたが、当時はまだ社会全体がネット環境の整っていない時代でした。

こうした、あるテクノロジーの系がより上位のテクノロジーの系と葛藤するケースは、とりわけインフラ機関のテクノロジーを利用するうえでしばしば生じます。

 材料の調達可能性

とりわけ金属分野では、たまにニュースで耳にするレアメタル(希少金属)、たとえばニッケルやクロムなどを材料として用いるテクノロジーは、これら材料が安定供給されるかに配慮する必要があります。

 加工の可能性

物を加工し、付加価値を付けて出荷する製造機関のようなテクノロジーの場合、たとえば加工するのに職人の熟練したテクニックが必要であれば、その職人を留め置いたり、新人を一から教育したりする人材上の配慮が必要になります。

あるいは、職人技を丹念に観察して、動作や判断基準をプログラムとしてコーディングし、産業機械として実装するのも、お金はかかりますが大量生産がしやすくなるためひとつの手です。

 

意義性

 有機能性

どんなテクノロジーも、それがテクノロジーであるかぎり、何らかの機能を備えています。

1杯のコップも耐内圧性、つまり貯水性という機能を備えていますし、航空管制システムも航空機間の安全な距離の確保という機能があります。卸売機関であるスーパーやコンビニも物資や情報の流通という機能がありますし、あなたのそばにあるだって建築物の構造を支え、部屋間を区切り、熱・音波・湿気を遮断するという機能があります。

人間の面白いところは、どんな意味不明の形であっても、そこに意味を見つけ出し、あてがってあげて、ある系内で何らかの機能を果たすよう導くことができるという点です。手のひらサイズの凹んだ円盤だって、卵を置くのにちょうどよいサイズかもしれませんよね。

このように、機能とはそれ自体で完結して存在するものではなく、必ず、あまねくある系の中の機能である、ということを押さえておくのは重要です。なぜなら、機能とは系の中で系を構成する連環のひとつのことだからです。

ここから、ある系の中の機能を別の系に置いてみても案外役に立ったり(ex.似たような管制室でも、軍隊にあったり、航空にあったり、デパートにあったりする)、逆に別の系では大して役に立たなくても他の系だと案外役に立ったり、ということも起こりえます。

 有価値性

似たようなお話ですが、同じ機能でも、それが置かれる系によって価値が異なる、ということがあります。たとえば南国における冷房設備の価値と、北国におけるそれの価値は同じものではありません。

価値とは、生物がその機能に払う重要性のことです。一般に、ある系の中には多くの機能が連関しあっていますが、それぞれの機能の価値は一様ではなく、取り換えの利くものもあれば掛け替えのないものもあります。

 技術進化の系譜における位置価

最後に、自分たちの見つけ出し生み出したテクノロジーが、技術進化の系譜のなかでどこに位置付けられ、先祖たるテクノロジーからどのように変異しているのか、という通時的な視点を押さえておくと、発明の発想が広がり、自分のいまいる場所がわかります。

この技術史は、古人類学や経済学の分野で盛んですが、たとえばハンマーひとつ、ヘルメットひとつとっても、時代ごとに多様な変化が見られ、長い歳月をかけてすこしずつ今あるような形へと変化しており、そしてこの変化はこの先もずっと続くわけです。

このように、過去、そしてまだ見ぬ未来の線上に、自分のいまいる現在を置き直してみると、現在の見慣れた風景が変化に富んだ、まるで連続変化する光景をスナップカメラで捉えたような、活き活きとしたものに変わって感じられます。

 

生産された技術の種類

さて、メカニズムを本意とするこれらテクノロジーを、当サイトでは

生産された技術と表現しています。

これは生産する技術(テクニック)との対を意識した名称です。

 

この生産された技術(テクノロジー)について、その最も上位レベルでの種類には下記のものがあります:

 

 ・自然加工物

 ・制作物

 ・構造物

 ・製造物

 ・情報・通信

 ・社会機関

 

一つひとつ概観してゆきましょう:

 

自然加工物

自然加工物とは、加工された自然物、という生産された技術です。

材料・食料燃料・薬品・栽培植物家畜動物の種類があります。

 

 

自然加工物
加工された自然物だよ

 

制作物

制作物とは、歴史的に手作業で作られてきた物事、という生産された技術です。

実用品芸術品の種類があります。

 

制作物
歴史的に手作業で作られてきた物事、という生産された技術だよ

 

構造物

構造物とは、自重や荷重、応力を支える形態・構造を備えた、生産された技術です。

建築物と構築物の種類があります。

 

 

構造物
自重や荷重、応力を支える形態・構造を備えた生産された技術だよ

 

製造物

製造物とは、工業において原材料を加工した後の完成品、という生産された技術です。

運動の技術熱の技術電磁気の技術光の技術音の技術、原子力の技術などの種類があります。

 

 

製造物
工業において原材料を加工した後の完成品だよ

 

情報・通信

情報・通信とは、コンピュータの処理とそれら端末間の通信網、という生産された技術です。

プログラムと通信ネットワークの種類があります。

 

情報・通信
コンピュータの処理とそれら端末間の通信網だよ

 

社会機関

社会機関とは、社会体における分化された集団組織、という生産された技術です。

生活機関産業機関公共機関国際機関の種類があります。

 

 

 

社会機関
社会体における分化された集団組織だよ

 

 

以上のように生産された技術、つまりテクノロジーは、そのメカニズムの系によってわたしたちの日々の系と連関しながら、今日もわたしたちの生活を構成してくれているのでした。

 

・生産された技術とは、テクノロジー、つまり自然法則のもとで、生物とりわけホモ・サピエンスによって考案・制作され、ホモ・サピエンス自身の行動・思考体系と連接される、物質的ないし論理的なメカニズムだよ
・このメカニズムの系は、自然法則の系や生物器官の系などと密接に連関しているよ
・自然加工物、制作物、構造物、製造物、情報・通信、社会機関の種類があるよ
 

さらに知りたいなら…

人類の歴史を変えた発明1001(2011年)
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人類が発明してきた1001種類の道具や機械について紹介する1冊。ここまでわかりやすい仕方で網羅されている概説書は意外と少ないため、大変貴重です。

目次はこちらのサイトをご覧ください。

ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(上巻)(2018年)
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人類学の見地から、ホモ・サピエンスと技術との関係について過去と未来を語る1冊です。
『サピエンス全史』で有名になった著者ゆえ、本書に対してさまざまな期待値がありますが、ともあれ平易な文体で読みやすいのでおススメです。目次はこちらのサイトをご覧ください。
 
 

つまり…

生産された技術とは

 テクノロジー、つまり自然法則のもとで、生物とりわけホモ・サピエンスによって考案・制作され、ホモ・サピエンス自身の行動・思考体系と連接される、物質的ないし論理的なメカニズム

というホモ・サピエンスの技術なわけです。

 

ちなみに「テクノロジー(technology)」という概念は、18世紀ドイツの科学史家であるヨハン・ベックマンが、当時の技術(technic)をより科学的に分析する学(-logos)として、考え出したものじゃよ。この文脈では「技術学」と呼ばれたりもするのぉ。

 

歴史のツボっぽくいうと…

自然加工物

【材料】

  • 紀元前8700年前頃
    金属の利用
    メソポタミア地方で、紀元前8700年前頃の純銅製ペンダントが出土される

  • 8000年前~6500年前頃
    織物の発明
    西南アジアやエジプトで、麻や綿などの植物繊維を用いた織物が発明される

  • 5000年前頃
    毛織物の発明
    メソポタミア地方で、羊毛を用いた毛織物が発明される

  • 4000年前頃
    絹織物の発明
    中国で、蚕の分泌物である絹を用いた絹織物が発明される

  • 紀元前40世紀頃
    乳香の利用
    エジプトの墳墓で、香料として用いられる乳香(ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から取れる樹脂)が発見される

  • 紀元前15~13世紀頃
    没薬の記述
    旧約聖書『出エジプト記』に、聖書を清めるための香の調合材として、没薬(ムクロジ目カンラン科コンミフォラ属の樹木から取れる樹脂)が記述される

  • 紀元前5500年前頃
    精錬の開始
    ペルシャで、銅鉱石を加熱して銅元素を抽出する精錬が行なわれる

  • 紀元前4000年前頃
    膠の接着剤
    古代中国で、膠が接着剤として利用される

  • 紀元前3800年前頃
    アスファルトの接着剤
    古代メソポタミアで、天然アスファルトが接着剤として利用される

  • 紀元前3600年前頃
    合金の発明
    メソポタミア地方で、銅-錫合金(青銅)が発明される

  • 紀元前2500年前頃
    製鉄の普及
    アナトリア半島(現在のトルコ周辺地域)で製鉄技術が普及する

  • 紀元前2250年前頃
    ガラスの製造
    メソポタミア地方(現在のシリア)で、本格的なアルカリ石灰ガラスが製造される

  • 紀元前1400年前頃
    鉄合金の発明
    ヒッタイト帝国(現在のトルコ周辺地域)で、鉄に炭を添加した鉄合金(鋼)が発明される

  • 紀元前8~紀元後5世紀
    古代ローマでのコンクリート利用
    古代ローマ帝国で、水道や、ドームや公衆浴場などにコンクリートが用いられる。

    古代ローマ帝国崩壊後、その製法の多くは産業革命時代まで失われたとされる。

  • 紀元前1世紀頃
    吹きガラス製法の確立
    メソポタミア地方(現在のシリア)で、吹きガラス製法が確立する

  • 1670~1690年頃
    カリグラスの製造
    ボヘミア地方でカリグラスが製造される。

  • 1678年
    クリスタルガラスの製造
    イギリスでラベンズクロフトが、鉛クリスタルガラスの特許を取得する

  • 1756年
    コンクリートの再考案
    イギリスの技術者ジョン・スミートンが、水で固まる石灰を使用したコンクリートを考案する。

  • 1824年
    ポルトランドセメントの発明
    イギリスの技術者ジョセフ・アスプディンが、今日の代表的なセメントであるポルトランドセメントを発明し、1840年代に実用化する。

  • 1835年
    合成樹脂の発見
    ドイツの化学者ユストゥス・フォン・リービッヒとアンリ・ヴィクトル・ルニョーが、有機物の一種で単量体(モノマー)である塩化ビニルを発見する

  • 1867年
    鉄筋コンクリートの発明
    フランスの庭師ジョセフ・モニエが、鉄筋によって補強したコンクリート製の植木鉢について特許を取得する

  • 1870年
    合成樹脂の商業化
    アメリカの発明家ジョン・ウェズリー・ハイアットが、象牙に代わるビリヤード球の原料として、合成樹脂の一種であるセルロイドを実用化する

  • 1872年
    合成樹脂接着剤の発明
    ベルギー生まれの化学者レオ・ヘンドリック・ベークライトが、接着剤として利用できる合成樹脂「ベークライト」を発見する

  • 1935年
    化学繊維の発明
    アメリカの化学者ウォーレス・カロザースが、世界初の合成繊維であるナイロンを発明する

 

 

【食料】

  • 約100万年前
    加熱調理のはじまり
    食材を火に直接かけたり、焼石で間接的に加熱する調理が行なわれる

  • 約3万年前
    パン製造の痕跡
    すりつぶした植物の根を、水に混ぜて焼き上げた、一種のパンがつくられる

  • 紀元前23,000年前頃
    農業の興り
    イスラエル・ガリラヤ湖畔で、農耕の痕跡(各種の麦)が発見される

  • 紀元前10,000年前頃
    稲作の興り
    中国・長江流域で、稲作を中心とする農耕の痕跡が発見される

  • 紀元前5,000年前頃
    牧畜の興り
    古代エジプトで、牧畜が行なわれる

  • 1947年
    食品添加物の法的定義
    日本の食品衛生法で、食品添加物が「食品の製造の過程において又は加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう」と定義される

 

 

【燃料】

  • 約30万年前
    炭の利用
    日本の約30万年前の遺跡から炭が発見される

  • 紀元前4世紀
    石炭の利用
    古代ギリシャの哲学者テオプラストスの記録に、石炭が鍛冶屋の燃料として用いられたと記述される

  • 4世紀頃
    石油の採掘
    中国で、石油の採掘にかんする記述が残る

  • 7世紀頃
    火薬の発明
    中国の著作で、硝石・硫黄・炭を混ぜた黒色火薬にかんする記述がなされる

  • 9世紀~12世紀
    日本での木炭の普及
    日本の平安時代に、山林部を中心に炭焼きが広く行なわれる

  • 9世紀後半
    荏胡麻油の主流化
    日本で平安時代、離宮八幡宮の宮司が荏胡麻の搾油機を考案し、神事の灯油(ともしびあぶら)として利用される。

  • 12世紀
    エタノールの抽出
    イタリアのサレルヌスが、エタノール蒸留を発案したとされる

  • 16世紀
    森林資源の枯渇
    イギリスで、製鉄用途の木炭需要の高まりにより、森林伐採が深刻化する

  • 17世紀
    菜種油の主流化
    日本で、菜種油や綿実油が灯火用燃料として主流となる。

  • 18世紀
    石炭の工業利用
    産業革命に伴い、石炭の利用が急増する

  • 1821年
    天然ガス田の発見
    アメリカのウィリアム・ハートが、ニューヨーク州フレドニアで天然ガス田を発見。その後フレドニアガス灯社が設立される

  • 1859年
    近代油田開発のスタート
    アメリカのエドウィン・ドレークが、機械掘りで油田を開発する

  • 1863年
    石油企業の登場
    アメリカの実業家ジョン・D・ロックフェラーが、スタンダード石油社を設立する

  • 1876年
    ドイツの発明家ニコラウス・オットーが、ガソリンで作動する内燃機関(ガソリンエンジン)を発明する

  • 1910年
    石油ガスの精製
    アメリカの化学者ウォルター・O・スネリングが、石油ガスの精製に成功する

  • 1942年
    最初の原子炉での実験
    イタリア生まれの物理学者エンリコ・フェルミが、移住先のアメリカで、世界最初の原子炉「シカゴ・パイル1号」を完成させ、原子核分裂の連鎖反応の制御に史上初めて成功する。

  • 1954年
    最初の原子力発電所
    ソビエト連邦(現・ロシア)のオブニンスク原子力発電所が、原子力発電所としては世界で初めて運転を開始する。

 

 

【薬品】

  • 40万年前頃
    顔料の利用
    黄土や酸化鉄などの顔料が、身体への装飾目的で利用される

  • 紀元前4000年頃
    薬用植物の記述
    メソポタミア文明で、薬用植物の名を記した粘土板が記される

  • 紀元前3000年代頃
    石鹸の利用
    動物の肉を焼く際にしたたり落ちた脂肪と、薪の灰の混合物に雨が降り、アルカリ成分による油脂の鹸化が生じて、石鹸が発見されたと考えられる

  • 紀元前1200年代
    絵画の中の化粧
    古代エジプトで、人々が目や唇に化粧をしている絵画が残される

    ツタンカーメンの黄金のマスクでは、ラピスラズリを原料とするアイラインが目の周囲に描かれている

  • 紀元前1200年頃
    貝紫の利用
    地中海近辺のフェニキア人が、アッキガイ科の巻貝の粘液から貝紫(紫色)の顔料を抽出する

  • 紀元前頃
    農薬の利用
    古代ギリシャや古代ローマで、殺虫成分のあるさまざまな植物を煮出した液体やワインに、播種前の種子が漬けられる

  • 1世紀頃
    『博物誌』での石鹸
    古代ローマの博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスが、その著作『博物誌』において、ゲルマン人とガリア人が石鹸を用いていることを記述する

  • 1~2世紀頃
    薬物書の登場
    古代中国で、薬物書の古典『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』が記される

  • 1~2世紀頃
    薬学書の登場
    古代ギリシャの薬物学者ペダニウス・ディオスコリデスが、系統的な薬学誌『マテリア・メディカ』を記す

  • 2世紀
    クリームの開発
    ギリシャの医師ガレノスが、コールドクリームの原形を開発する

  • 7世紀頃
    アカネによる染色
    日本の奈良時代に、アカネ科の多年草アカネが鮮やかな赤色(茜色)の染料材料として用いられる。

    のちの17世紀、昆虫学者ジャン・アンリ・ファーブルが、このアカネ染色法で特許を取得する。

  • 12世紀頃
    カリ石鹸からソーダ石鹸へ
    地中海沿岸を中心に、生石灰を用いる従来のカリ石鹸に代わり、オリーブ油を用いるソーダ石鹸が広まる

  • 15世紀頃
    画家たちの顔料探求
    ヨーロッパの画家たちの用いる青色絵具として、高価だったラピスラズリ原料に代わり、アズライト(藍銅鉱)やインディゴ(コマツナギ属の植物)が利用される

  • 16世紀頃
    白粉の流行
    中世ヨーロッパで、虚飾を罪と考えるキリスト教教会の権力が弱まった宗教革命の時期に、顔に蜜蝋を塗り、その上に白粉をはたくという化粧法が流行する

  • 1800年代
    新たな農薬の登場
    ロシア近辺のコーカサス地方で、除虫菊やデリス根の殺虫成分が知られるようになる

  • 1804年
    近代薬学の幕あけ①
    ドイツの薬剤師F.W.セルチュナーが、鎮痛作用のある薬剤モルヒネを、阿片から抽出する

  • 1823年
    触媒の発見
    ドイツの化学者ヨハン・デーベライナーが、白金が空気中の酸素と水素を反応させる触媒であることを発見する

  • 1847年
    手洗いの有効性
    オーストリアの医師ゼンメルワイスらが、医療従事者の手と院内感染との関連を示す。

    アメリカ疾病予防センターはこれを受けて、「病原体の拡散を防ぐのに最も重要な方法は有効な手洗いであることが示された」と報告する

  • 1856年
    ドイツ合成染料の登場①
    ドイツの化学者ウィリアム・パーキンが、ニクロム酸カリウムで酸化させたアニリンの紫色素(モーヴ)で絹や羊毛を染色できることを発見する

  • 1869年
    ドイツ合成染料の登場②
    ドイツの化学者カール・グレーベとカール・リーバーマンらが、アカネ色素のアニザリンを合成する

  • 1873年
    ボルドー液の登場
    フランス・ボルドー大学のミヤルデ教授が、べと病にかかったブドウに硫酸銅と石灰を混ぜた混合物に殺菌作用があることを発見、ボルドー液と呼ばれる

  • 1880年
    ドイツ合成染料の登場③
    ドイツの化学者アドルフ・フォン・バイヤーが、アイの青色色素インディゴを合成する

  • 1897年
    近代薬学の幕あけ②
    ドイツの化学者F.ホフマンが、解熱・消炎・鎮痛作用のある薬剤アスピリン(アセチルサリチル酸)を合成する

  • 1899年
    無毒な白粉の開発
    白粉の原料として従来用いられてきた、有毒の鉛白や水銀に代わり、人体に無害な酸化亜鉛を用いた白粉が開発される

  • 18世紀末
    石鹸の大量生産
    産業革命に伴いアルカリ剤が多く供給され、石鹸の大量生産が可能になる

  • 1916年
    合成洗剤の開発
    ドイツで合成洗剤が開発される

  • 1933年
    家庭用合成洗剤の発売
    アメリカで家庭用の合成洗剤が発売される

  • 1938年
    化学農薬の登場
    スイス・ガイギー社の化学者パウル・ヘルマン・ミュラーが、有機塩素系のDDTに殺虫作用があることを発見、大量に生産可能な有機化合物を殺虫剤として実用化した最初の例となる

  • 1962年
    沈黙の春
    アメリカの生物学者レイチェル・カーソンが、DDTをはじめとする農薬など化学物質の危険性について告発する著作『沈黙の春』を刊行、その後の農薬規制の運動に大きな影響を与える

 

 

【栽培植物】

  • 紀元前23,000年前頃
    農業の興り
    イスラエル・ガリラヤ湖畔で、農耕の痕跡(各種の麦)が発見される

  • 紀元前10,000年前頃
    稲作の興り
    中国・長江流域で、稲作を中心とする農耕の痕跡が発見される

  • 紀元前1万年~3000年頃
    沃土と四大文明の興り
    メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、長江文明などが、栄養分の豊富な肥沃な地域で農業とともに発達する

  • 1798年
    マルサスの人口論
    イギリスの経済学者ロバート・マルサスが『人口論』を発表、食糧供給が人口増加量に追い付かず飢餓が蔓延するとの見方を提示する

  • 8000年前~6500年前頃
    織物の発明
    西南アジアやエジプトで、麻や綿などの植物繊維を用いた織物が発明される

  • 紀元前4000年頃
    乳香の利用
    エジプトの墳墓で、香料として用いられる乳香(ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から取れる樹脂)が発見される

  • 紀元前4000年頃
    薬用植物の記述
    メソポタミア文明で、薬用植物の名を記した粘土板が記される

  • 7世紀頃
    アカネによる染色
    日本の奈良時代に、アカネ科の多年草アカネが鮮やかな赤色(茜色)の染料材料として用いられる。

  • 9世紀後半
    荏胡麻油の主流化
    日本で平安時代、離宮八幡宮の宮司が荏胡麻の搾油機を考案し、神事の灯油(ともしびあぶら)として利用される。

  • 19世紀
    チリ硝石の発見
    チリで、窒素を豊富に含む硝石が発見される。肥料としても火薬としても利用価値があるため、ヨーロッパが競って輸入を図る。

  • 1906年
    ハーバー・ボッシュ法の開発
    ドイツの化学者フリッツ・ハーバーとカール・ボッシュが、肥料原料となる窒素化合物であるアンモニアの製造に初めて成功する

 

 

家畜動物】

  • 紀元前8000年頃
    羊・山羊・豚の誕生
    西南アジアで、野生種だったムフロン・パサン・イノシシが家畜化され、それぞれヒツジ・ヤギ・ブタへと品種改良される

  • 紀元前6000年頃
    牛の誕生
    西南アジアやインドで、野生種だったオーロックスが家畜化され、ウシへと品種改良される

  • 紀元前5,000年前頃
    牧畜の興り
    古代エジプトで、牧畜が行なわれる

  • 紀元前4000年頃
    馬・驢馬の誕生
    ウクライナでウマが、エジプトでロバが、それぞれ家畜化される

 

 

 

制作物

【実用品】

  • 約100万年前
    加熱調理のはじまり
    食材を火に直接かけたり、焼石で間接的に加熱する調理が行なわれる

  • 30万~3万年前
    木材の利用
    ネアンデルタール人たちが石器を用いて木から槍や舟などを作り出す

  • 約3万年前
    パン製造の痕跡
    すりつぶした植物の根を、水に混ぜて焼き上げた、一種のパンがつくられる

  • 紀元前8700年前頃
    金属の利用
    メソポタミア地方で、紀元前8700年前頃の純銅製ペンダントが出土される

  • 8000年前~6500年前頃
    織物の発明
    西南アジアやエジプトで、麻や綿などの植物繊維を用いた織物が発明される

  • 紀元前5500年前頃
    精錬の開始
    ペルシャで、銅鉱石を加熱して銅元素を抽出する精錬が行なわれる

  • 5000年前頃
    毛織物の発明
    メソポタミア地方で、羊毛を用いた毛織物が発明される

  • 5000年前
    木造の建築
    日本の集落で木を骨組みにした建物が建てられる

  • 4000年前頃
    絹織物の発明
    中国で、蚕の分泌物である絹を用いた絹織物が発明される

  • 紀元前3600年前頃
    銅合金の発明
    メソポタミア地方で、銅-錫合金(青銅)が発明される

  • 3000~2000年前頃
    木工技術の発展
    古代エジプトで木工技術が発展し、斧、釿、鑿、鋸、弓錐などの木工道具が利用される

  • 2600年前頃
    漢服の登場
    黄帝の時代以降、漢民族の礼服として漢服が定着、以降17世紀の明王朝の衰退まで着用されつづける

  • 紀元前2500年前頃
    製鉄の普及
    アナトリア半島(現在のトルコ周辺地域)で製鉄技術が普及する

  • 紀元前1400年前頃
    鉄合金の発明
    ヒッタイト帝国(現在のトルコ周辺地域)で、鉄に炭を添加した鉄合金(鋼)が発明される

  • 1000~300年前頃
    日本への金属器輸入
    日本の弥生時代に、青銅器と鉄器の技術が大陸から伝わる

  • 3~7世紀頃
    和服の黎明期
    日本の古墳時代に、豪族たちが袴や喪(ロングスカート)を身に着ける。

  • 7世紀
    チェスの原型
    サーサーン朝ペルシアのホスロー2世が、チェスの原型であるボードゲーム「シャトランジ」に言及した書物を残す

  • 1733年前
    織物の生産性向上
    イギリスの発明家ジョン・ケイが、経糸の間に緯糸を通す際、それまでの指とは異なり飛び杼(ひ)を用いることで、織物の生産性を大幅に向上させる

  • 1785年前
    織物生産の機械化
    イギリスの発明家エドモンド・カートライトが、織機の機械化に取り組み、以降多くの特許を取得する

  • 18世紀
    現代洋服の登場
    フランス革命時、革命の推進力となった社会階層が、貴族たちの半ズボン&膝丈コート(キュロット)ではなく長ズボン&腰丈ジャケット(サン・キュロット)を着用する

  • 19世紀前半
    自動織機の普及
    イギリスやアメリカを中心に、自動式織機の機械が普及する

  • 1935年
    化学繊維の発明
    アメリカの化学者ウォーレス・カロザースが、世界初の合成繊維であるナイロンを発明する

  • 1947年
    コンピュータゲームの発明
    アメリカのトーマス・T・ゴールドスミスとエストル・レイ・マンが、ブラウン管を用いた世界初のコンピュータゲームを開発する

  • 1983年
    家庭用ゲーム機の普及
    日本の任天堂社が家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」を発売、ゲーム市場を開拓する

 

【芸術品】

  • 36000年前頃
    楽器の制作
    現在のドイツで、現生人類が使用したと考えられる骨の笛が発見される

  • 紀元前20000年頃
    ラスコーの洞窟壁画
    現在のフランスで、クロマニョン人がラスコー洞窟に壁画を描く

  • 紀元前2560年頃
    ピラミッドの建設
    エジプト王国で、ギザの大ピラミッドが建設される

  • 紀元前8世紀頃
    叙事の精華
    古代ギリシャの吟遊詩人ホメロスが、口承の叙事詩『イーリアス』『オディッセイア』を創作。その後、紀元前6世紀頃に文字化される

  • 紀元前5世紀頃
    悲劇の誕生
    古代ギリシャで、悲劇が発展する

  • 紀元前438年頃
    パルテノン神殿の建設
    古代ギリシャで、パルテノン神殿が建設される

  • 6世紀頃
    キリスト教聖歌の展開
    ヨーロッパで、キリスト教の聖歌『グレゴリオ聖歌』が作曲される

  • 1504年頃
    ダヴィデ像の制作
    イタリアの芸術家ミケランジェロが、彫刻『ダヴィデ像』を制作する

  • 1506年頃
    モナ・リザの制作
    イタリアの芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが、絵画『モナ・リザ』を制作する

  • 1605~1615年
    近代小説の勃興
    スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスが、近代小説の先駆けといわれる小説『ドン・キホーテ』を出版する

  • 1652年頃
    聖テレジアの法悦の制作
    イタリアの芸術家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニが、彫刻『聖テレジアの法悦』を制作する

  • 17~18世紀
    宗教の音楽から感情の音楽へ
    ヨーロッパで、感情を表現するバロック音楽の様式が普及する

  • 1808~1833年
    戯曲の精華
    ドイツの作家ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが、戯曲『ファウスト』を出版する

  • 1827年
    世界最初期の写真
    フランスの発明家ジョゼフ・ニセフォール・ニエプスが、世界最初期の写真を撮影する

  • 1880年代
    アメリカの楽譜出版業界(ティン・パン・アレー)が楽譜を販売し、買い取ったレコード会社が演奏録音してレコード盤として販売する商業活動が確立し、以降こうした音楽の形がポピュラー音楽と呼ばれる

  • 1895年
    世界初の映画
    フランスの発明家リュミエール兄弟が、世界初の実写映画『工場の出口』を公開する

  • 1913~1927年
    無意志的記憶の物語
    フランスの作家マルセル・プルーストが、小説『失われた時を求めて』を出版する

  • 1913年
    空間における連続性の唯一の形態の制作
    イタリアの芸術家ウンベルト・ボッチョーニが、彫刻『空間における連続性の唯一の形態』を制作する

 

 

 

構造物

【建築物】

  • 紀元前40万年頃
    最古の住居建築
    フランスのテラ・アマタ遺跡で大きな楕円形の住居の柱の穴が発見され、当時ヨーロッパにいたホモ・ハイデルベルゲンシスによる建築とされる

  • 紀元前10世紀~紀元後3世紀頃
    日本最古の階段
    日本の弥生時代に、棒に凹凸をつけて階段として用いられた丸棒階段が用いられる

  • 紀元前10世紀~紀元後3世紀頃
    高床式倉庫の普及
    日本の弥生時代に、高床式倉庫が普及する

  • 紀元前5万年~1万年頃
    日本で最古の住居建築
    日本の後期旧石器時代に竪穴式住居が造られはじめる

  • 3世紀~4世紀頃
    神明造の神社建築
    日本の三重県・伊勢神宮に、神明造の内宮が建築されたとされる

  • 1198年
    現存する日本最古の木杭
    源頼朝の家来だった武将 稲毛重成が、相模川(現在の神奈川県茅ケ崎市)に木杭を用いた「旧相模川橋脚」を築く

  • 1867年
    RC造の発明
    フランスの庭師ジョセフ・モニエが、鉄筋によって補強したコンクリート製の植木鉢について特許を取得する

  • 1903年
    日本のRC造の構造物
    日本の琵琶湖疎水でRC造の橋梁が建設される

  • 1908年
    日本で最初の鋼杭
    大阪の高麗橋に、日本で初めて鋼杭が用いられる

 

 

【構築物】

  • 約30万年前
    炭の利用
    日本の約30万年前の遺跡から炭が発見される

  • 紀元前4000年頃
    石造アーチ橋の建造
    古代メソポタミア文明で石造のアーチ橋が架けられる

  • 紀元前2800年頃
    椅子の発達
    古代エジプトで装飾の施された椅子が作られる

  • 紀元前2750年
    人類最初のダム
    エジプトで人類最初のダム「サド・エル・カファラダム(異教徒のダム)」が上水道用途で建造される

  • 紀元前2600年頃
    大規模な舗装路
    古代エジプトで、ピラミッド建設のため石切場から建設現場までの道が石で舗装される

  • 紀元前25~19世紀頃
    都市水道の敷設
    インダス文明の都市モヘンジョダロで、井戸から揚水した水が水道管を通して給水される

  • 紀元前2200年頃
    レンガ橋の建造
    古代都市バビロンでユーフラテス川に全長200mのレンガ橋が架けられる

  • 紀元前1900年頃
    古代ローマ帝国の水道橋
    古代ローマ帝国の各地で、水道を通すための橋が建造される

  • 紀元前1600年頃
    セメント舗装路の登場
    古代ギリシャのクレタ島で、セメントやモルタルを基礎素材にした石の舗装路が造られる

  • 紀元前8~6世紀頃
    オリーブ圧搾機の登場
    古代ギリシャでオリーブをプレスする圧搾機(スクリュープレス)が利用される

  • 紀元前7世紀頃
    スクリューの使用
    アッシリア王国の国王センケナブリの残した楔文字文書に、スクリューの記述が残される

  • 紀元前600年頃
    荷馬車用の溝
    古代ギリシャのコリントス地方で、馬車が石灰岩の溝の上を走行する

  • 紀元前5世紀頃
    アスファルト舗装路の登場
    古代メソポタミアの都市バビロンで、アスファルトとモルタルで詰めたレンガ基礎の上を石で舗装した舗装路が造られる

  • 紀元前450年
    クレーンの登場
    古代ギリシャで、梃子と滑車を利用した人力のクレーンが石造建築のために用いられる

  • 紀元前3~紀元後5世紀
    古代ローマの水道網
    古代ローマで多数の水道が整備され、1日100万m3以上の給水量を誇る

  • 6世紀頃
    橋建設の支保工
    古代ローマ帝国・リミラ(現 トルコ南西部)で、支保工を用いた橋(「リミラ近くの橋」)が建設される

  • 9世紀~12世紀
    日本での木炭の普及
    日本の平安時代に、山林部を中心に炭焼きが広く行なわれる

  • 1300年代頃
    ドイツの古クレーン
    ドイツのハノーヴァー州リューネブルグで、古クレーンと呼ばれる、チェーンを巻き取るドラムを人力で回して吊り下げするピポット型のクレーンが造られる

  • 16世紀
    森林資源の枯渇
    イギリスで、製鉄用途の木炭需要の高まりにより、森林伐採が深刻化する

  • 1500年頃
    ダ・ヴィンチとネジ
    イタリアの工学者・芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチが、装置制作時の締結用にネジを用いる

  • 16世紀中頃
    ネジの普及
    ヨーロッパでさまざまな装置にネジが利用され、家内工業としてネジ製造が行なわれる

  • レールに鉄が使用される
    イングランドのカンバーランドで、木製基盤上に薄い帯状の鉄を張り付けたレールが造られる

  • 1800年
    精密なネジの普及
    イギリスの技術者ヘンリー・モーズリーが、鋼鉄製のネジ切り用旋盤を発明し、精密なネジが量産されることでその後の産業革命に寄与する

  • 1831年
    現在のレールの原形
    アメリカの技術者ロバート・スティーブンスが、現在使用されるレールの原形となる平底のレールを発明する

  • 1909年
    最初期の空港
    アメリカのメリーランド州で、技術者ウィルバー・ライトがカレッジパーク空港を開設する

  • 1913年
    多目的ダムの法律
    プロイセン(現 ドイツ)で、治水と利水双方の機能を備えた多目的ダムに関する法律「プロイセン水法」が制定される

  • 1916年
    最初のコンクリート舗装の滑走路
    フランスのクレルモンフェランで、最初のコンクリート舗装された滑走路が造られる

  • 1917年
    アメリカのダム建設
    アメリカで「洪水防御法」が制定され、ダム建設や河川改修が行なわれる

  • 1935年
    調節可能な鉄柱
    スイス生まれの技術者ウィリアム・A・デ・ヴィジエが、長さの調節可能な鉄柱を設計し、支保工の柔軟な設置に貢献する

  • 1938年
    アメリカのスペリオル石油会社が、メキシコ湾岸の油田上に世界初の石油プラットフォームを建設する

  • 1942~1943年
    海上要塞の建造
    第二次世界大戦中、イギリスの陸軍・海軍が、テムズ川・マージ―川河口に、海上要塞「マンセル要塞」を建造、その後の石油プラットフォームの構造に影響を与える

 

 

 

製造物

  • 1687年
    古典的物理学の完成
    イギリスの数学者アイザック・ニュートンが、『プリンキピア・マテマティカ』を出版、力の概念や運動の法則といった古典的物理学を集大成させる

  • 1712年
    実用的な蒸気エンジン
    イギリスの発明家トマス・ニューコメンが鉱山の排水用として実用的な蒸気エンジンを製作する

  • 1772年
    技術の百科全書
    フランスの思想家ディドロとダランベールらが、それまで職人仕事として話題に上がらなかった技術の一覧を目論む『百科全書』を完成させる

  • 1769年
    改良された蒸気エンジン
    イギリスの技術者ジェームズ・ワットがニューコメンの蒸気エンジンの改良型を製作する

  • 1807年
    エネルギー概念の登場
    イギリスの物理学者トマス・ヤングが、『自然哲学講義』において「Energy」という概念を、従来ラテン語で力を意味する「vis」に代わり提案する

  • 1824年
    熱力学の登場
    フランスの物理学者サディ・カルノーが、『火の動力、および、この動力を発生させるに適した機関についての考察』を出版、当時の蒸気機関の熱効率や熱機関サイクルに関する理論的研究を行なう

  • 1831年
    電磁誘導の発見
    イギリスの物理学者マイケル・ファラデーが、電磁誘導の法則を発見する

  • 1862年-1864年
    設計図の数学
    フランスの数学者ジャン=ヴィクトル・ポンスレが、ロシアの捕虜収容所内で射影幾何学を研究して『解析学と幾何学の応用』を出版、現代的な設計図の描き方に関する基礎を提供する

  • 1875年
    機械力学の集大成
    ドイツの工学者フランツ・ルーローが、『機械の運動学』を出版、リンク機構やクランク機構といった300種類以上のメカニズムを挿絵付きでまとめる

  • 1875年
    電話の特許
    スコットランド生まれの発明家アレクサンダー・グラハム・ベルが、空気を媒体にして音声を電気信号へ、電気信号を空気へ変換する、ダイナミック型マイク/スピーカーを用いた電話の特許を申請する。

  • 1906年
    三極真空管の発明
    アメリカの発明家リー・ド・フォレストが、電気信号を増幅する三極真空管を発明、以降の電子工学の可能性を広げる

  • 1942年
    最初の原子炉
    イタリア生まれの物理学者エンリコ・フェルミが、移住先のアメリカで、世界最初の原子炉「シカゴ・パイル1号」を完成させ、原子核分裂の連鎖反応の制御に史上初めて成功する。

  • 1947年
    アメリカ・ベル研究所のジョン・バーディーンとウォルター・ブラッテンが、半導体に関する研究の過程で増幅作用を発見、点接触型トランジスタを発明する

    1950年代以降、コンピュータの素子がそれまでの真空管からトランジスタへ移行する

 

 

 

情報・通信

【情報】

  • 1950年代
    メインフレームのOS機能
    初期コンピュータであるメインフレームが開発されるが、そこではプログラムやデータの格納されたパンチカードや磁気テープを直接マシンが読み取り実行していたため、タスクの優先づけやデバッグなどOSの基本機能は当時、機械的制御(スイッチやランプ)や人力によって行なわれていた。

  • 1959年
    DBの概念提唱
    W.C.MaGeeが論文「Generalization: Key to successful electronic data processing」を発表、データ重複の回避とシステム拡張の効率化のために源泉ファイル(source file)という概念を提唱する

  • 1961年
    仮想記憶技術の搭載
    アメリカ・バロース社が、仮想記憶(スワッピング)技術を搭載したメインフレーム「バロース B5000」を開発する

  • 1963年
    GUIの登場
    アメリカ空軍の防空管制システム「SAGE」において、GUIが初めて実用化される

  • 1964年
    商用OSの登場
    アメリカ・IBM社が商用OS「OS/360」および「DOS/360」を発表する
    その後「OS/360」はNASAのアポロ計画でも使用される

  • 1964年
    DBMSの登場
    アメリカ・General Electric社のC.W.Bachmanらが、最初のDBMS「IDS(Integrated Data Store)」を開発する

  • 1965年
    初期の組み込みシステム
    アメリカ・マサチューセッツ工科大学のチャールズ・スターク・ドラッパーらが、アポロ誘導コンピュータを開発する

  • 1968年
    ハイパーテキストの登場
    アメリカの思想家テッド・ネルソンと発明家ダグラス・エンゲルハートらが、それぞれハイパーテキストを実装したシステムを開発する

  • 1970年
    リレーショナルDBの概念提唱
    イングランド生まれの計算機科学者E・F・Coddが、論文「大規模共有データバンクのデータ関係モデル」を発表、リレーショナルデータベースの一般理論を提唱する
    以降、DBといえばこのリレーショナル型を指すようになる

  • 1975年
    BIOSの用語登場
    アメリカのコンピュータ工学者ゲイリー・キルドールが、自身の開発したOS(CP/M)の起動時ハードウェアアクセス用プログラムコードに「BIOS」と名付ける
    以降、この名称がハードウェアアクセスのプログラム名として定着する

  • 1979年
    リレーショナルDBの登場
    アメリカ・Relational Software社(現 Oracle社)が、最初のリレーショナルDBMS「Oracle V2」を販売する

  • 1984年
    GUI標準搭載の商用パソコン
    アメリカ・Apple社が、GUI標準搭載のパソコン「Macintosh」(Mac OS)を販売する

  • 1989年
    HTMLの登場
    イギリスの計算機科学者ティム・バーナーズ=リーが、HTMLやHTTPなどを提案しコード化する

  • 1991年
    最初のWebサーバ
    イギリスの計算機科学者ティム・バーナーズ=リーが、最初のWebサーバ&ブラウザ「WorldWideWeb」を公開する

  • 1994年
    32bitカーネルのOS
    アメリカ・Microsoft社が、32bitに本格対応し堅牢なマルチタスク機能備えたOS「Windows NT」を販売する
    2002年には、64bit対応のWindows Server 2003を公開する

  • 1999年
    Java用アプリサーバの規格
    Javaで実装されたアプリケーションサーバの標準規格&APIを定めたJava EE(Java Platform, Enterprise Edition)が公開される

  • 2000年
    EFI仕様のリリース
    アメリカ・インテル社が、高性能・大容量マシンに適用するため、従来のBIOSのプログラム仕様を変更し、EFI仕様としてリリースする

  • 2011年
    UEFI仕様の普及
    EFIから名称を変えたUEFI仕様が、2TB以上の容量を持つハードディスクに対応するため、本格的に採用されはじめる

 

【通信ネットワーク】

  • 1877年
    電話交換機の設計
    ハンガリー生まれの科学者ティヴァダル・プシュカーシュが、トーマス・エジソンのもとで働いていた頃、最初の実験的な電話交換機を考案する
    同年、ベル電話会社(AT&T社)がプシュカーシュの設計をもとに電話効果器を製造する

  • 1891年
    電話交換の自動化
    アメリカの発明家アルモン・ブラウン・ストロージャーが、電話回線切り替えを自動化するステッピングスイッチの特許を取得する

  • 1897年
    ブラウン管の発明
    ドイツの物理学者フェルディナント・ブラウンが、テレビの受像に用いるブラウン管を発明する

  • 1897年
    戦艦への無線機搭載
    ロシア海軍の士官学校共感アレクサンドル・ポポフが、巡洋艦に無線機を設置して電波伝播試験を開始する

  • 1900年
    無線電話の登場
    カナダ生まれの技術者レジナルド・フェッセンデンが、世界で初めて音声を電波に乗せる

  • 1911年
    テレビ送受信の実験
    ロシアの科学者ボリス・ロージングが、ニプコー円盤とブラウン管を用いてテレビの送受信実験を公開する

  • 1922年
    航空無線ステーションの開設
    アメリカで航空郵便向けの無線ステーションが設置される

  • 1925年
    日本初のラジオ放送
    日本のNHKがラジオ放送を開始する

  • 1932年
    テレビ放送の開始
    イギリスで世界初の定期試験放送が開始される

  • 1950年
    日本で電波3法施行
    日本で電波法、放送法、電波監理委員会設置法の電波3法が施行される

  • 1953年
    日本でテレビ本放送が開始
    日本のNHKがテレビの本放送を開始する

  • 1968年
    ハイパーテキストの登場
    アメリカの思想家テッド・ネルソンと発明家ダグラス・エンゲルハートらが、それぞれハイパーテキストを実装したシステムを開発する

  • 1969年
    アメリカ・国防総省の高等研究計画局(ARPA)が、現在のインターネットの母体「ARPANET」を開発・運用する

  • 1970年
    イーサネットの原点
    アメリカ・ハワイ大学のノーマン・エブラムソンが、ハブを用いてハワイ諸島間をむすぶ「ALOHAシステム」を開発する

  • 1972年
    電話通信のデジタル化
    アメリカ・AT&T社がデジタル交換機からなるISDN網を運用開始する

  • 1973年
    RFIDの発明
    アメリカの発明家マリオ・カードゥロが、リーダから給電するパッシブタイプのRFIDを発明する

  • 1973年
    イーサネットの登場
    アメリカ・ゼロックス社のパロアルト研究所のロバート・メトカーフらが、イーサネットを開発する

  • 1979年
    1Gの登場
    日本で移動体通信規格1G(アナログ回線)の自動車電話がサービス開始される

  • 1980年
    国際規格の登場
    ゼロックス社の開発がベースとなり、IEEEにて「Ethernet 1.0」規格として公開される

  • 1982年
    日本のデジタル電話網
    日本・電電公社(現NTT)がデジタル交換機からなるISDN網を運用開始する

  • 1983年
    TCP/IPの普及
    ARPANETが通信プロトコルをそれまでのNetwork Control ProgramからTCP/IPへ切り替える

  • 1988年
    インターネットの商用利用
    アメリカでインターネットの商用利用が開始される

  • 1989年
    HTMLの登場
    イギリスの計算機科学者ティム・バーナーズ=リーが、HTMLやHTTPなどを提案しコード化する

  • 1991年
    イギリスの計算機科学者ティム・バーナーズ=リーが、最初のWebサーバ&ブラウザ「WorldWideWeb」を公開する

  • 1993年
    2Gの登場
    日本で2G(デジタル通信)が、インターネットにアクセス可能なデータ通信と共にサービス開始される。この頃Eメールや写メも普及しはじめる

  • 1999年
    ADSLの利用開始
    ADSLによるインターネット接続サービスが開始される

  • 2001年
    インターネット接続の多様化
    FTTH、CATV、無線通信によるインターネット接続サービスが開始される

  • 2002年
    3Gの登場
    日本で3Gがサービス開始され、携帯電話によるインターネット閲覧が普及する

  • 2012年
    4Gの登場
    日本で4Gの名を冠するサービスが開始され、携帯電話によるデータ通信速度がさらに高速化する

 

 

 

社会機関

【生活機関】

  • ?世紀頃
    神社の普及
    古代の日本で、神社や祠が建てられる

  • 2世紀頃
    キリスト教の普及
    古代ローマ帝国で、キリスト教の組織が普及する

  • 6世紀頃
    仏教の伝来
    日本の飛鳥時代に、仏教が伝来し、聖徳太子の働きもあり日本全国に普及、以降多くの寺院が各地に建てられる

  • 622年
    最初のモスク
    現在のサウジアラビアで、ムハンマドらイスラム共同体による最初のモスク「預言者のモスク」が建設され、以降イスラム教の普及とともに各地でモスクが建てられる

  • 7世紀頃
    五保制の導入
    日本の古代律令制において、五戸を単位として相互扶助・治安・徴税などについて連帯責任を負わせる制度が導入され、その機能は江戸時代の五人組や今日の町内会へと一部継承される

  • 927年
    日本全国の神社リスト
    日本の平安時代に、全国の神社の一覧(2810社)である「延喜式 神明帳」が『延喜式』第九・十巻に収録される

  • 16世紀頃
    日本の家制度の誕生
    日本で、武士階級の家父長制をもとにして家制度が成立し、家督相続や本家/分家などの概念が生じる。

  • 1947年
    日本の家制度の廃止
    日本で、日本国憲法の施行と同時に、憲法24条(家庭生活における個人の尊厳と両性の本質的平等)に反するとの理由で家制度が廃止される。

 

【産業機関】

  • 約100万年前
    加熱調理のはじまり
    食材を火に直接かけたり、焼石で間接的に加熱する調理が行なわれる

  • 30万~3万年前
    木材の利用
    ネアンデルタール人たちが石器を用いて木から槍や舟などを作り出す

  • 約3万年前
    パン製造の痕跡
    すりつぶした植物の根を、水に混ぜて焼き上げた、一種のパンがつくられる

  • 紀元前24世紀頃
    農業の興り
    イスラエルのガリラヤ湖岸で、23,000年前の農耕の痕跡(オオムギ、ライムギ、エンバク、エンメル麦)が発見される

  • 紀元前8700年前頃
    金属の利用
    メソポタミア地方で、紀元前8700年前頃の純銅製ペンダントが出土される

  • 8000年前~6500年前頃
    織物の発明
    西南アジアやエジプトで、麻や綿などの植物繊維を用いた織物が発明される

  • 紀元前5500年前頃
    精錬の開始
    ペルシャで、銅鉱石を加熱して銅元素を抽出する精錬が行なわれる

  • 5000年前頃
    毛織物の発明
    メソポタミア地方で、羊毛を用いた毛織物が発明される

  • 3000~2000年前頃
    木工技術の発展
    古代エジプトで木工技術が発展し、斧、釿、鑿、鋸、弓錐などの木工道具が利用される

  • 紀元前6~5世紀頃
    日本の稲作の興り
    日本の縄文時代中期に、稲作が行なわれ始める

  • 1148年
    ヨーロッパ最古の銀行
    貸付・投資機能が高度に発達していた中世イタリアで、ヨーロッパ最古の認可された銀行「サン・ジョルジョ銀行」が設立される

  • 1785年前
    織物生産の機械化
    イギリスの発明家エドモンド・カートライトが、織機の機械化に取り組み、以降多くの特許を取得する

  • 19世紀前半
    自動織機の普及
    イギリスやアメリカを中心に、自動式織機の機械が普及する

  • 1838年
    世界初の農業協同組合
    日本の江戸時代に、農政学者・大原幽学が、先祖株組合という農業協同組合を世界で初めて創設する

  • 1872年
    日本の国立銀行の設立
    日本の明治時代に、国立銀行条例が制定され、翌1873年に渋沢栄一が日本初の国立銀行である第一国立銀行(現:みずほ銀行)を設立する

  • 1882年
    日本の中央銀行の設立
    日本の明治時代に、日本銀行条例が制定され、同年に日本銀行が開業する

  • 1900年
    全国規模の農業組合
    日本の明治時代に、他国の協働組合などを参考に、産業組合法が成立、以降全国の農村に普及する。のちに帝国農会、農業会へと改組される

  • 1935年
    化学繊維の発明
    アメリカの化学者ウォーレス・カロザースが、世界初の合成繊維であるナイロンを発明する

  • 1947年
    コンピュータゲームの発明
    アメリカのトーマス・T・ゴールドスミスとエストル・レイ・マンが、ブラウン管を用いた世界初のコンピュータゲームを開発する

  • 1948年
    農業協同組合の発足
    日本の戦後の農地改革において、当時の深刻な食糧難において食糧を統制・管理する必要から、それまでの農業会を改組する形で農協が発足、今日にいたる

 

【公共機関】

  • 紀元前4千年前
    帆船の普及
    エジプトやメソポタミア地方で、帆船が使用される。

  • 紀元前3500年頃
    文明の興り
    中東でメソポタミア文明が興り、古代都市ウルクなどで都市行政が発達する

  • 紀元前3000年頃
    官僚機構の誕生
    中東でエジプト文明が興り、国家の公共事業(治水、灌漑など)の拡大とともに、官僚機構が生じる

  • 1748年
    三権分立の提唱
    フランスの思想家シャルル・ド・モンテスキューが『法の精神』を出版、国家権力を立法権・司法権・行政権などに分立することを提唱する。以降のアメリカ合衆国憲法やフランス革命後の憲法制定などに大きな影響を及ぼす

  • 1807年
    蒸気船の開発
    アメリカの技術者ロバート・フルトンが外輪蒸気船を製造する。

  • 1814年
    蒸気機関車の開発
    イギリスの技術者ジョージ・スティーブンソンが、石炭輸送用の実用的な蒸気機関車を開発する。

  • 1821年
    天然ガス田の発見
    アメリカのウィリアム・ハートが、ニューヨーク州フレドニアで天然ガス田を発見。その後フレドニアガス灯社が設立される

  • 1858年
    外洋客船の開発
    イギリスの技術者アイザム・K・ブルーネルが、スクリュープロペラを備えた外洋客船を製造する。

  • 1880年代
    交流電流のメジャー化
    アメリカの電力事業黎明期に、交流電流の電力システムが主流となる

    発電所-電力消費地の全体を同一電圧で設計するエジソン含めた直流支持者に対して、高圧輸送による低い送電損失を掲げるテスラ含めた交流支持者が勝つことにより、高圧輸送後の降圧の必要性から、その後に変圧器の開発が進んでゆく

  • 1881年
    路面電車の開業
    ドイツ・ベルリンで路面電車が開業する。

  • 1885年
    ガソリン自動車の開発
    ドイツのゴットリープ・ダイムラーとカール・ベンツが、それぞれ独自にガソリンエンジン式自動車を開発する。

  • 1901年
    飛行機の開発
    アメリカの技術者グスターヴ・ホワイトヘッドが、飛行機の有人飛行を成功させたといわれる。

  • 1921年
    気動車の営業開始
    日本でガソリンエンジン式気動車が営業開始される。

  • 1936年
    長距離高速列車の開発
    イタリアで長距離高速列車が製造される。

  • 1936年
    ドイツの技術者ハリンリヒ・フォッケらが、安定飛行のできる初の量産型ヘリコプターの飛行に成功する。

  • 1946年
    現代日本の憲法制定
    日本国憲法が公布、翌年施行され、大日本帝国憲法時代よりも厳格な三権分立に基づき国会(立法権)・内閣(行政権)・裁判所(司法権)が設置される

  • 1971年
    リニアモーターカーの開発
    ドイツのメッサ―シュミット・ベルコウ・ブローム社が、初の有人磁気浮上鉄道を開発する。

 

【国際機関】

  • 1865年
    ITUの設立
    フランスで、国際電気通信連合(ITU)が設立される

  • 1874年
    UPUの設立
    万国郵便条約に基づき、万国郵便連合(UPU)が設立され、1948年に国際連合の専門機関の一つになる

  • 1875年
    国際度量衡委員会の設立
    メートル条約に基づき、国際度量衡委員会(CIPM)が設立される

  • 1920年
    国際連盟の発足
    第一次世界大戦後に、史上初の国際平和機構である国際連盟が発足するが、国際紛争等に伴い脱退国が続出し、のちの国際連合へ継承される

  • 1945年
    国際連合の発足
    第二次世界大戦後に、国際連合が51か国によって発足する(2020年現在で加盟国193か国)

  • 1945年
    IATAの設立
    キューバにて、航空会社同士の産業団体である国際航空運送協会(IATA)が設立される

  • 1947年
    ICAOの設立
    1944年に締結された国際民間航空条約(シカゴ条約)に基づき、国際民間航空機関(ICAO)が設立される

  • 1947年
    ISOの設立
    スイスで、1926年に設立された万国規格統一協会を前身として、国際標準化機構(ISO)が非営利法人として設立される

  • 1958年
    欧州経済共同体の設立
    一部のヨーロッパ諸国間でローマ条約が調印・発効され、欧州経済共同体および欧州原子力共同体が設立される

  • 1958年
    IMOの設立
    国際連合・海事会議で、政府間海事協議機構を設置するための条約が採択され、1982年に現在の国際海事機関(IMO)となる

  • 1963年
    Eurocontrolの設立
    欧州でEurocontrolが設立される

  • 1967年
    ASEANの設立
    共産主義の波及を防止したいアメリカの支援のもと、それまでの東南アジア連合(ASA)を継承する形で東南アジア諸国連合(ASEAN)が設立される

  • 1970年
    IHOの設立
    1967年に採択された国際水路機関条約に基づき、国際水路機関が設立される

  • 1971年
    太平洋諸島フォーラムの設立
    フランスの核実験などに反対するために、太平洋諸島フォーラムが設立され、以降は主に域内の経済連携などが議論される

  • 1993年
    欧州連合の設立
    欧州経済共同体・欧州原子力共同体・欧州石炭鉄鋼共同体の加盟国間でマーストリヒト条約が調印・発効され、欧州連合が設立される

 

 

 

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